オガサワラグワの受渡式が行われました

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 今日は朝から快晴で、少しずつ秋色に色づきはじめた園内を気持ちのよい空気が包んでいます。
 本日は環境省新宿御苑管理事務所所長室にて、日本植物園協会事務局長皆川氏立ち合いのもと、森林総合研究所林木育種センターより、「オガサワラグワ」の受渡式が行われました。
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 森林総合研究所林木育種センターでは、オガサワラグワの保全のため、島内での生息域内保存に加え、組織培養などクローン増殖技術を用いて生息外保存の取り組みをしており、「オガサワラグワ里親計画」を進めています。今回はその里親計画の一環として、新宿御苑へオガサワラグワの苗木が受け渡されることになりました。
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 受け渡しの書類への署名捺印のあと、森林総合研究所林木育種センターの担当者より、剪定や水やりなど栽培のポイントを大温室担当職員へ引継ぎされました。
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 オガサワラグワは小笠原諸島だけに分布する固有種で、環境省レッドリストランクで絶滅危惧IA類(CR)「ごく近い将来における野生での絶滅の危険性がきわめて高いもの」に分類されます。
 材質がかたく、磨くと黒光りするため、美しくすぐれた木材として、戦前にほとんどが伐採されました。また、養蚕用に移入されたヤマグワが野生化し、オガサワラグワと交雑したため、現在、父島、母島に生えている若木はすべて交雑種とのことです。
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 新宿御苑では、社団法人日本植物園協会の植物多様性保全拠点園として、また、植物園自然保護国際機構(BGCI)が定める「植物園の保全活動に対する国際アジェンダ」の登録園として、絶滅危惧植物の生息域外保全に取組んでいます。オガサワラグワも各機関や植物園と連携して、大事に育てていきます。
 すくすく成長した姿を皆様にお見せできる日が、楽しみですね。
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2019年11月12日 17:22

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