カトレア・シンジュクが咲き咲きはじめました

カテゴリ:

今日は朝から気持ちの良い青空が広がり、朝方は肌寒かったですが春らしい気持ちの良い一日となりました。桜色に染まりつつある園内大温室ではカトレア・シンジュクが花を付けました。
 現在大温室では1920~1940年代に当時の職員たちの手によって品種改良して作られた洋ランを大温室入口左手側に展示しており、、その中にカトレア・シンジュクも展示しています。戦時も乗り越えて代々途切れることなく受け継がれてきた「新宿御苑の宝」です。
1.JPG
2.JPG
 日本における洋ラン栽培は、明治22年(1889)に子爵福羽逸人がフランス留学から帰国時にシンビジウムやオンシジウムを持ち帰り、明治27年に新宿御苑に温室が建設されて本格的に始まりました。ラン科植物は特殊な菌根を持つこと、着生植物が多いことなど一般的な園芸植物とは違う面が多く、栽培には特殊な素材や鉢を用います。
3.JPG
 大温室内ではほかにもいろいろな花が咲き誇っています。人と熱帯の植物エリアではタッカ・シャントリエリの花が咲いていました。東南アジア原産のタシロイモ科の植物です。濃い紫色の花はとても奇妙な花姿をしています。その姿から、「バットフラワー」、「デビルフラワー」、「ブラックキャット」などと呼ばれています。猫の大きな耳のような部分は花ではなく、苞葉と呼ばれる部分です。そして、苞葉から垂れ下がる濃い紫色のものが花です。
4.JPG
 熱帯低地の植物エリアにはカエンボク(火焔木)の花が咲いています。西アフリカ原産の常緑高木で、樹高12メートルくらいの樹冠に赤みがかったオレンジ色のつり鐘形の大きく派手な花がみられます。木を取り過ぎる時は上のほうなので花が見られませんがぐるっとまわってくると通路左側にスイレンの池を見下ろすところで見られます。
6.JPG
 本日は今月2回目となる大温室観賞教室も開催されており、マダガスカル原産で熱帯、亜熱帯地域で広く栽培され街路樹としても利用されているタビビトノキの前で職員による説明がありました。扇芭蕉(オウギバショウ)、旅人木(リョジンボク)などの別名もあり、ヤシではなくゴクラクチョウカ科に属します。
k1.jpg
 サラソウジュには、つぼみがつきました。ムユウジュ、インドボダイジュとともに仏教三大聖樹と呼ばれ、この木の下でお釈迦様が入滅したと言われています。新宿御苑の大温室では、昨年初めて花を少しだけ見ることができましたが、今年は大分つぼみが増えました。開花は30日以降になりそうです。木の高い所につぼみがありますので、橋の上からですとよくご覧いただけます。大変珍しい花ですので、どうぞご覧ください。 
7.JPG
 大温室の中にはお馴染みのパイナップルやマンゴーの花なども咲いています。桜の春を堪能したついでに温室も覗いてみませんか?思いがけない花との出会いができるかもしれませんね。

2019年3月25日 11:00

2019年4月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30