絶滅危惧種イワチドリの植え替えを行いました

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 今日は三連休の最終日です。空全体が厚い雲に覆われ雪のちらつく寒い休日になりました。お客様は耳あてや帽子などで、しっかりと防寒なさって散策を楽しんでいらっしゃいます。
 大温室のバックヤードでは、温室担当のスタッフがイワチドリの植え替えを行いました。
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【写真↑:平成13年5月12日撮影】
 イワチドリは日本固有種のラン科の植物で本州西部と四国の沢沿いの岩場に自生しています。薄紫の可憐な姿は「渓谷の舞姫」という異名もあり、魅力的なだけあって乱獲によって絶滅した自生地も増えています。
 新宿御苑の大温室は、一年中鮮やかな色の花や実をお楽しみ頂いておりますが、絶滅危惧植物の生息域外保全という役割も担っています。社団法人日本植物園協会の植物多様性保全拠点園として、また、植物園自然保護国際機構(BGCI)が定める「植物園の保全活動に対する国際アジェンダ」の登録園として活動しています。
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【写真↑:今回の養土の配合】
 イワチドリは4月から5月にかけて花を咲かせ、秋には、親球の周りに寄りそうように子球が出来ます。子球ができると子供に栄養を与えるために親球は枯れてしまいます。
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 先ずは冬枯れした鉢から子球を探します。見つけた球根は乾燥を防ぐために水につけておいて、泥も落とします。
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 小さな球根を、丁寧に二つか三つずつ植えます。寂しがりやなのか、ひとつにしないのがポイントだそうです。
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 優しく養土をかけ、水をたっぷり与えたら、外に出して休眠させます。暑さには弱いので、その後は冷温室で管理します。 
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 すくすくと育って、また可愛らしい花を見ていただけるといいですね。

2019年2月11日 11:05

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