寒さだってへっちゃらさ!ハクモクレンのコート

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 昨日、久しぶりに降った雨で園内の木々や草花も潤い、深呼吸するとしっとりとした空気が肺を満たします。今日も肩をすくめる様な寒い日となり、ご来園されたお客間もダウンコートやニットの帽子、マフラーなど防寒対策をされて冬の御苑散策を楽しまれていらっしゃいます。
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 冬の時期は落葉樹が葉を落とし、冬芽が観察しやすい季節です。新宿門近くや日本庭園・お茶室楽羽亭前では、モコモコ毛皮を着たハクモクレンの冬芽があたたかそうです。
 
 冬芽とは、芽の状態で冬を越し、翌年の春に葉や花になる芽のことです。花と葉は植物が生きていくために大切なものです。植物たちは、冬の厳しい寒さから冬芽を守るため、冬芽にさまざまな工夫を凝らしています。
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 ハクモクレンの場合は、人と同じようにあたたかい”毛皮のコート”を着て、寒さ対策をし、冬芽の中であたたかな春が来るのを待ちわびています。
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 こちらは新宿門から入ってすぐ右手側の芝生に植栽されているハクモクレンの木です。葉を落とし、立派な枝ぶりの先にふわふわの冬芽がたくさんついています。天気の良い日は、太陽の光を浴びて、毛皮がキラキラ光って見えるのでとても綺麗です。
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 木の下を見てみると、冬芽が着ている毛皮のコートの欠片がぽろぽろと落ちていました。「寒いのに、脱いでしまって大丈夫?」と心配になられた方もいらっしゃると思いますが、心配ご無用!!
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 ハクモクレンの冬芽は3枚重ね着しているのでご安心を!!つぼみがふくらむにしたがって、この毛皮のコートを脱いでいき、3月には真っ白な大輪の花を開きます。
 
 園内各所では、様々な木々の冬芽が観察がお楽しみいただけます。冬芽たちは、どんな工夫で冬の寒さを乗り切っているのか、植物たちの冬の姿をぜひ観察してみてくださいね。

2019年1月13日 10:36

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