ゆずとかぼちゃで健康祈願♪冬至にゆかりのある植物

カテゴリ:

 昨日12月22日は一年で最も昼が短く、夜が最も長くなる「冬至」でした。冬至の翌日である本日から太陽の出る時間が少しずつ長くなります。
 昨日はゆず(柚子)を浮かべたお風呂で身体を温めたり、かぼちゃ(南瓜)を召し上がった方もいらっしゃるのではないでしょうか。冬至の日にゆず湯に入り、かぼちゃを食べると、一年風邪をひかないといわれ、古くから日本の年中行事になっています。
181223a.JPG
 サービスセンター近くのハナノキ付近の植え込みにはユズの木が植栽されており、遠目から黄色い実を付けている様子がご覧いただけます。
(写真:ユズの実)
181223b.JPG
(写真:サービスセンター近くのユズの木)
 
 また、新宿御苑はかぼちゃとも歴史的に深い関わりがあります。
 
181223e.JPG
 新宿御苑は今から400年以上前の天正19年(1591)に徳川家康の家臣・内藤家が拝領した江戸の屋敷地がルーツとなっています。
 敷地内の菜園ではさまざまな農作物が栽培されており、その頃の御苑で作られた野菜のひとつに「内藤かぼちゃ」がありました。
 新宿ゆかりの内藤とうがらしをはじめ、練馬ダイコンや滝野川ごぼう、伝統小松菜、谷中ショウガなどと同じ江戸東京野菜のひとつです。
(写真:内藤とうがらしと内藤かぼちゃヌイグルミ展示/レストランゆりのき)
181223c.JPG
 内藤かぼちゃは淀橋や中野付近でも栽培されたことから淀橋かぼちゃとも呼ばれています。表面に深い縦の溝があり、ごつごつした日本かぼちゃで、熟すと皮が黄褐色になるのが特徴です。この独特な形状から菊座カボチャとも呼ばれます。
(写真:内藤かぼちゃ展示/レストランゆりのき)
181223d.JPG
 その後は東京の都市化に伴って、内藤かぼちゃ、内藤とうがらしを含め、多くの江戸東京野菜が一旦は姿を消してしまいます。
 近年までは東京都農業試験場が保管する大正時代に描かれた細密画でしか、その姿を確認することができなくなっていました。
 長らく幻の野菜となっていましたが、江戸東京野菜の復活に取り組んだ多くの人々の努力が実を結び、再び私たちが内藤かぼちゃを目にすることができるようになりました。
 
 園内の環境学習施設エコハウス内の「レストランゆりのき」正面入り口には、栽培農家の方が丹精込めて作った内藤かぼちゃを特別に展示しています。
181223f.JPG
 また館内の展示室では「明治150年企画『温室の歴史からふりかえる明治のおもてなし展』」を開催しており、新宿御苑の温室の歴史をはじめ、御苑ゆかりの野菜や果物の魅力や歴史を、パネルで分かりやすくご紹介しています。レストランにお立ち寄りの際はぜひご来場ください。
181223i.JPG
 レストランゆりのきとカフェはなのき(新宿門横インフォメーションセンター内※入館無料)では、柚子や内藤かぼちゃをはじめ、さまざまな江戸東京野菜や御苑ゆかりの食材を使ったお食事やスイーツメニューをご提供しております。
 目で見て、舌で味わいながら、新宿御苑の歴史に親しんでみてはいかがでしょうか。
181223g.jpg
(写真:江戸東京野菜のスイーツセット/滝野川ゴボウのガトーショコラ、内藤かぼちゃのパウンドケーキ、伝統小松菜のパウンドケーキ、長ネギと内藤唐辛子のケーキがワンプレートで楽しめます)
181223h.jpg
(写真:【エコ・クッキングスイーツ】長ねぎと唐辛子のケーキゆず風味/長ねぎをまるまる一本使い、柚子や内藤とうがらしを入れて焼き上げた西欧風の焼き菓子です)
 
181223j.JPG
 また、園内6か所の売店では、江戸野菜まんじゅうや、新宿御苑オリジナルの京都くろちく竹しおりをご紹介しています。
(写真:レストランゆりのき売店)
181223k.JPG
(写真:江戸野菜まんじゅう)
181223l.JPG
(写真:京都くろちく竹しおり)
181223m.JPG
 冬の園内散策にほっとひと息。ご来園の際には体も心もあたたまる各種休憩施設へ、どうぞお気軽にお立ち寄りください。
(写真:風景式庭園の植え込みのスイセン“ペーパーホワイト”)

2018年12月23日 10:00

2019年8月

        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31