中国風景園林学会菊花分会の皆さんが菊花壇展を視察しました

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 11月9日(金)、中国風景園林学会菊花分会の方々23名が新宿御苑を来園し、日本庭園で11月1により開催中の「新宿御苑 菊花壇展」を視察しました。
 私たち国民公園協会の菊栽培担当職員が講師をつとめ、各花壇の魅力や栽培方法等をご紹介しました。
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 一行はまず新宿御苑管理事務所に集合し、新宿御苑の歴史やみどころの説明の後、赤と黄色の二つのグループに分かれました。赤チームは明治150年で特別公開を行っている菊栽培所から見学し、黄色チームはまず菊花壇展の会場となる日本庭園に向かいます。
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 参加者の方は、実際に菊栽培に携わっていらっしゃる専門家の方も多く、なかにはこの道40年というベテランの方もいらっしゃいました。普段は菊栽培のチームとして、みなさん一丸となって栽培に取り組んでいらっしゃるそうです。
 特色あふれる菊花壇を巡りながら、それぞれの花壇を興味深く観察していらっしゃいました。
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 新宿御苑の菊花壇の白眉といえる大作り花壇では、一株から六百輪もの花が咲いていることへの驚きの声も寄せられました。また、仕立て方の技法をはじめ、温度や土壌、育成にかかる期間など栽培環境や技術的な質問も多くいただきました。
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 江戸菊花壇は、江戸時代の東京(江戸)で流行した菊で、開花後に花びらが様々に変化する(=芸をする)ことから舞菊や狂菊とも呼ばれています。新宿御苑では明治11年(1878)より作り始め、御苑の菊花壇の中でもっとも古い歴史のある伝統の様式です。先ほどご紹介した「大作り花壇」と並び、新宿御苑を代表する菊花壇です。
 中国でも江戸菊に近い種類の菊があり、交配による品種改良なども盛んに行われているそうです。
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 江戸菊は、平たいもの、管状のもの、スプーンのようになったものの3種類の花びらが揃うことが大切なポイントとなっており、新しい品種を作出する上でも、厳密に品種を定義付けるルールがあり、品種の系統を保全しながら栽培に取り組んでいることを解説しました。
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 11月15日まで特別公開中の菊栽培所では、菊栽培の舞台裏ともいえる圃場を見学いただきました。
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(写真:菊栽培所)
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 園内視察の後は、環境省 新宿御苑管理事務所職員を交えて意見交換を行いました。
 新宿御苑管理事務所の飛島統括技術調整官は、新宿御苑菊花壇展への来場のお礼とともに、御苑の菊花壇展がみなさまの活動の参考になれば幸いですと話しました。
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 中国菊科協会の名誉会長からは、日本の植物栽培技術の高さが分かり、大変勉強させていただきました。今後もお互いに学びあい、よりよい関係を築いてゆきたいとの話があり、終始なごやかな雰囲気の中での交流となりました。
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2018年11月 9日 15:00

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