母と子の森のラクウショウ

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 シトシトと雨が降って、園内の樹木は雨粒をまとって嬉しそうです。空気はひんやりとしていますが、歩いているとポカポカと身体が暖かくなってきます。
 『母と子の森』の外周に植栽されているラクウショウは四季折々魅力的ですが、雨の日もまた格別です。
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 「新宿御苑には何度も来ているのに、ここに来たのは初めてよ。素敵な場所ね。」とお客さまが声をかけてくださいました。初めて訪れた方は、幻想的な景色にびっくりされるようです。
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 この地面からニョキニョキと生えているものは「気根」と呼ばれる根っこの一部の呼吸根です。ラクウショウは「ヌマスギ」とも呼ばれ、これは沼地や川辺に生育することに由来します。湿地や沼地に生息して地中に根を張り巡らせていると、酸素を充分に吸収することができません。そのため酸素不足を補うために、地上や水面に気根を出しています。
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 「母と子の森」の木道があるこのエリアは、実は湿地で雨が続くと水浸しになる場所です。渋谷川の源流地域であったことと玉川上水の取水がこの辺りを流れていたことから湿地になり、ラクウショウの生育にぴったりで気根も発達したようです。都内でこれほど気根が発達した木は大変珍しく、とても貴重なもので、国内でも希少な生育地であるといわれています。
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 気根はネコちゃんの頭に見えたり、じゃんけんのチョキに見えたりとユニークな形を見るのも楽しいですね。 
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 ふと見上げると綺麗な球果が出来ていました。この球果と葉は11月頃に紅茶色に染まって、私達を魅了します。
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【写真上:11月中旬撮影】
 母と子の森のラクウショウにご注目ください。
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2018年9月27日 11:48

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