絶滅危惧植物保護の取り組みとして種まきをしています

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 大温室は、熱帯や乾燥地等などの珍しい植物が1年中楽しめる空間として皆様に愛されていますが、実は絶滅危惧植物の保護という役割も担っています。
 大温室のバックヤードにある栽培エリアでは、絶滅危惧植物の種子保存も行っています。種子は植物そのものに比べて小さいため、取り扱いがしやすく、場所を取らずに保管することができますし、万が一、野生の植物が失われても、種子から栽培して増やしたり、自然に戻したりと、研究・保護活動への活用が期待されています。
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 今日、種まきをした「ホタルサイコ」はセリ科の多年草で、本州、四国、九州の山野の日当たりの良い場所や林に生育していましたが、愛知県などの一部の地域では絶滅し、関東や中部地方を中心に絶滅危惧種に指定されています。この種は、環境省の種子を集めるプロジェクトによって採取されたものです。育成のデータがない植物なので、発芽試験の意味は大きく、今回の方法で発芽をしても、しなくてもデータベース作りに役立っていきます。
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 鹿沼土にバーミキュライトや燻炭をブレンドした用土に発芽促進剤と水をたっぷりと与え、種まきをします。土質や種の上にかける土の量などもデータとして残されます。
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 鉢はグロースキャビネットの中に置かれ、発芽するのを待ちます。この部屋は室温17.8℃、湿度68%に保たれ、夜になると自動で電気が消えるようになっている発芽ルームです。野の草花が芽吹く春先の気温を再現しているということで、ひんやりとしています。
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 8月24日に種まきをした「キバナコウリンカ」が発芽していました。  
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 うまく発芽し、順調に生育した植物は大温室で展示をし、皆様にご覧いただくとともに、種子を増やす保護活動へとつなげていきます。 
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※栽培エリアは非公開です。
 
 

2018年9月14日 14:54

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