ナンバンギセルが咲いています

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 今日は強い風が吹いています。雲の流れが早く、地面にできた光と陰がキラキラしながら形を変え、ときおり枝や葉がゴーと音をたてて揺れています。園内に降り注ぐセミの合唱には、ツクツクボウシが加わり、すべてのキャストが揃ったようです。まだまだ暑いですが、少しずつ秋に向かっているのですね。
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 母と子の森で、ナンバンギセルが咲いています。
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 ナンバンギセルが咲いているのは、母と子の森の池のほとり、座り心地のよさそうな石のそばです。 
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 ナンバンギセルは山野に生える一年生の寄生植物です。葉を持たず、自分で光合成をすることができないので、ススキ、ミョウガ、サトウキビなど他の植物の根に寄生して、そこから養分を取りながら成長します。
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 名前は、長い柄の先に咲く花の形が西洋人の使っていたキセル(喫煙パイプ)に似ていることからナンバンギセル(南蛮煙管)と名付けられたと言われています。日本に古くからあった植物で、万葉集ではオモイグサ(思い草)の名で呼ばれています。和歌の上では、思い草は「忍ぶ恋」を表わしています。ほんのりピンクに染まって、うつむきかげんに咲く花を、恋に悩む女性の姿に見立てていたようです。
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 トンボがパートナー探しに大忙しで飛び回っている池を眺めていると、涼しい風が吹き抜けていきます。都会にある里山、母と子の森で小さな植物をお楽しみください。
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2018年8月16日 11:13

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