緑に映えるカジノキの実

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 今日は待ちに待った雨が降り、しっとりとした冷たい空気が園内に流れています。 昨日までの厳しい暑さが落ち着き、植物たちも嬉しそうに見えます。
 母と子の森の池の橋近くに、鮮やかな赤い実をたくさんつけたカジノキがあります。
 
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 カジノキはクワ科コウゾ属の雌雄異株の落葉高木で、大きいものは高さ15メートルにもなります。カジノキは古くから栽培されていますが、野生化したものも多く、日本の暖地から中国、東南アジア、インドから太平洋諸島にまで広がっています。
 
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 果実のようにみえる赤い粒々は、花披片(萼と花びらが区別できないもの)と子房の柄が肥大して液質になったもので、花被片に埋もれて種子のように見えているものが、本当の果実です。この実はほのかに甘く、鳥たちのごちそうです。
 
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 中国では果実が、かすみ目や強壮に、インドネシアでは葉が薬用に利用されているそうです。日本では、樹皮の繊維が製紙原料として使われ、和紙や提灯、傘紙などに利用されてきました。また、葉には墨がよく残ることから、かつては筆で歌をしたためたそうです。恋文などにも使われたのでしょうか?
 
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 真夏の森を彩るカジノキの実をご覧ください。

2018年8月 7日 13:11

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