さわやかな季節を楽しもう♪御苑のシンボルツリー・ユリノキの花がみごろです

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 新宿御苑の春の特別開園期間(3月25日~4月24日)は今日が最終日となりました。明日4月25日より年間パスポートの発行を再開いたします。
 今年は連日のあたたかさの影響で、桜の開花が例年より1週間以上も早まったことが話題となりましたね。2月の寒桜に始まった御苑の桜シーズンも、3月の染井吉野から4月の八重桜まで駆け足で咲きすすんでゆきました。
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 4月も残り1週間となりましたが、新緑まぶしい季節をむかえ、ユリノキやツツジ、西洋シャクナゲ、オオアマナ類、ホオノキ、コデマリなど初夏の花がみごろをむかえています。ちょうど遠足シーズンということもあり、保育園や幼稚園、小学校の課外学習で来園した子どもたちの元気な声が、園内ににぎやかに響いています。
(写真:イギリス風景式庭園)
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 どこまでも続く芝生と巨樹が特徴のイギリス風景式庭園。冬枯れのミルクティー色だった芝生も、桜の開花とともに若葉の芽吹きがはじまり、日を追うごとに淡いグリーンへと装いを変えています。
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 広大な芝生とともにイギリス風景式庭園の牧歌的な景観を印象づけているのが、点在する巨樹たち。なかでも園内のほぼ中央に位置するユリノキは、明治20~30年代に日本で初めて新宿御苑に植えられたものとされ、樹齢は120年以上と推定されています。その後、御苑の木を母樹として全国各地へと広まった歴史があります。
 
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 遠くからは1本の巨樹に見えますが、じつは3本のユリノキが身を寄せ合うように生長しています。いずれも樹高は30メートル以上にもなり、新宿御苑のシンボルツリーとして親しまれています。
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 ユリノキは今がちょうど花の咲く時期になります。遠目には緑一色に見える姿ですが、ぜひ木のすぐそばまで寄ってみてくださいね。
 これくらいの距離まで木に近けば、もうほとんどの方が花を見つけられたのではないでしょうか?
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 こちらがユリノキの花。黄緑色にオレンジ色がアクセントを添え、チューリップに似た花形が特徴です。ユリの花にたとえたことからユリノキという和名が付きましたが、英名ではチューリップツリーと呼ばれています。
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 今年も大変花付きがよく、見上げる巨樹の枝のすみずみまでいっぱいの花が咲きました。新宿御苑のユリノキは目線の高さに近い下枝にも多くの花を付けますので、花を間近で観察していただけるのもポイントです。
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 ユリノキを探すときの目印のひとつが、木の下にたくさん落ちている花。じつはこちらは自然に落花したものではなく、都会のカラスが花の蜜を狙って、つつき落としてしまったものです。御苑のユリノキにとっては困った存在ですが、間近で見ることがめずらしいユリノキの花を手元でじっくり観察することができます。
 こうして手に持ってみると、遠目に見た印象とはまた違って感じられるのではないでしょうか?
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(写真:ユリノキの花は蜜源としても知られ、花の奥に蜜がたっぷりと含まれています)
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 ユリノキは園内各所に約30本。イギリス風景式庭園のほか、ここ旧洋館御休所前やサービスセンター横などにも植栽しています。天候や気温などにもよりますが、5月中旬ごろまで、みごろの花をお楽しみいただけそうです。
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 園内の生きものたちを通して、新宿御苑の歴史にふれてみてはいかがでしょうか?

2018年4月24日 12:00

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