巨樹の歴史を知ろう!~第11回イチョウ

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 抜けるようなスッキリとした青空がひろがりました。今日も最低気温はマイナスまで下がり、寒さの厳しい日が続いています。
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 「巨樹の歴史を知ろう!」第11回はイチョウです。新宿門と千駄ヶ谷門ではイチョウの巨樹がお出迎えしているので、見上げながら来園されるお客様も多いのではないでしょうか?
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 新宿売店近くのイチョウは園路に枝を伸ばしてトンネルのようになっていて人気です。このイチョウを見上げるとぶら下がっているコブのようなものがあります。これは「乳」(ちち)と呼ばれていて、樹齢が100年以上のものに見られると言われています。
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 イチョウは、東京、神奈川、大阪の都道府県の木にも選ばれ、身近な木として親しまれていますが、実は日本でも特に古い歴史を持つ木です。イチョウは中国原産の落葉高木ですが、木そのものの起源はなんと1億5千万年以上前の恐竜が生きていた中生代・ジュラ紀にまでさかのぼります。この時代にはたくさんのイチョウの仲間が分布していましたが、その後の氷河期には、中国で自生する1種類のみを残して絶滅してしまったとされています。この氷河期を生き抜いたイチョウが、古い時代に日本へ渡来したといわれています。
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 秋の紅葉の名所としておなじみの神宮外苑のイチョウ並木は、新宿御苑のイチョウを母樹としています。並木の設計は、新宿御苑に勤務していた折下吉延が担当しました。折下は明治41年(1908)に園内で採取したイチョウの種子を豊島御料地(現在の明治神宮内)の苗圃で育成しました。樹高6m内外に成長した1600本の苗木を、さらに樹形を整えて、選抜した木を大正12年(1923)に植栽し
たのが神宮外苑のイチョウ並木です。
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【写真:11月下旬撮影】
 
 紅葉のシーズンには、暖かい色に染まり、私たちを魅了するイチョウ。園内には、約140本のイチョウの植栽があります。お気に入りの1本を選んでみてはいかがですか?

2018年2月 7日 13:01

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