巨樹の歴史を知ろう!~第10回ビワ

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 すっきりとした青空が広がりました。「巨樹の歴史を知ろう!」シリーズの第10回はビワです。
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 ビワの木は園内に約20本植栽されています。そのうち、広々とした芝生に植栽されていて園路からもよく見える温室近くのビワを思い出される方が多いと思います。「このビワの木が巨樹?」と不思議に思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
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 実はこのビワの園路を挟んだ向かい側には、高さ約10メートルを超えるビワの大木がありましたが、4年前の降雪により倒木してしまいました。
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【写真:平成21年撮影】
 
 この木は、明治12年(1879)頃、新宿御苑に勤務していた植物学者・田中芳男が、長崎から持ち帰ったビワの種から作った『田中ビワ』の原木といわれていました。福羽逸人も、晩年に記した『回顧録』の中で、この田中ビワから新しい品種を作ったと記しています。当時は一つの実の中に7~8個種が入っているものが多かったのですが、福羽が作ったビワは種が2個で果肉がとても多かったそうです。その後、田中ビワは全国に普及し、主に愛媛県・千葉県・香川県などで栽培されています。
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【写真:平成23年撮影】
   
 現在は大木のあった場所に、田中ビワの原木から挿し木をした株がスクスクと成長しています。  
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2018年2月 6日 13:24

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