お日様みたいな「フクジュソウ」

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 今朝も氷点下を観測しました。厳しい寒さが続いていますが、真冬の東京らしい、すっきりとした青空が広がっています。
 園内各所で、新年の花とされるフクジュソウが咲き始めました。別名、元日草ともいわれ、古くからお正月に咲くように栽培されてきた花です。
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 スイセン‘ペーパーホワイト’がみごろをむかえているエコハウス近くの植え込みでは、ところどころにフクジュソウが顔を出し、お日様の光を浴びて花びらが輝いています。
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 フクジュソウはキンポウゲ科の多年草で、漢字では「福寿草」と書きます。おめでたい名前と、こがね色の花から、縁起の良い花として親しまれてきました。
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「どこ向けて 見てもやさしや 福寿草」 正岡子規
 
 フクジュソウは太陽が出て、ある一定の温度になると花が開きます。花弁を使って日光の熱を花の中心に集め、その熱で虫を誘引しています。光の方に向かって咲く姿はパラボラアンテナを開いているようです。小さな虫にとって、暖かさを感じてホッとできる場所になっているのでしょうね。夜になり温度が下がるとは花びらを閉じます。綺麗に開いているフクジュソウをご覧になるのは、晴れている日のお昼頃がおすすめです。
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 フクジュソウは、地面から直接ポンと咲いているというイメージですが、だんだんと茎や葉が伸び最終的には20㎝くらいまで育ちます。
 
【↓写真:平成13年2月下旬撮影】
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 初夏には、葉が茂った別の姿のフクジュソウをご覧いただけるでしょう。そして夏まで光合成をすると、地上部は枯れ、翌年のこの時期まで地下で過ごしています。このようなタイプの植物をスプリング・エフェメラルといい、直訳すると春の短い命というような意味で「春の妖精」とも呼ばれています。
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 こちらは日本庭園楽羽亭横の植え込みです。この植え込みは間近でご覧頂けますので、写真撮影にもおすすめです。今はまだ、数輪しか見えませんが、これから少しずつ花数を増やし、天候にもよりますが1月末頃に見ごろをむかえそうです。

2018年1月 7日 13:00

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