新宿御苑を代表する「大作り花壇」

カテゴリ:

 三連休最終日の今日も快晴のお天気に恵まれました。
171105a.JPG
 11月1日より始まった菊花壇展も今日で5日目。行楽シーズンの日曜日とあって、会場となる日本庭園は朝からたくさんのお客さまでにぎわっています。
 本日はこちら、新宿御苑の菊花壇を代表する「大作り花壇」をご紹介します。
171105aa.JPG
 大作り花壇は、木の素材を生かした障子屋根とよしず張りの上家に、大作りという技法で仕立てた菊を陳列した花壇です。
 今年は上屋の正面に向かって左側から「白孔雀(白)518輪」「裾野の輝(黄)518輪」「裾野の月(白)489輪」を展示しています。
171105b.JPG
(写真:白孔雀(白)518輪)
 
171105c.JPG
 大作りとは一株の菊を半円形に仕立てて、数百輪もの花を咲かせる技法のことです。これは新宿御苑独自の技術で、全国各地の菊花壇展で見られる千輪作りの先駆けにもなりました。
 菊花壇の中でもっとも優れている花壇ということから「白眉」とも呼ばれています。
(写真:裾野の輝(黄)518輪)
171105d.JPG
 新宿御苑の菊花壇のなかでも、ひときわ注目を集め、たくさんのお客さまが足を止めて鑑賞なさるのがこの大作り花壇です。
 
 お客さまからも「どうやってたくさんの花を一度に咲かせるんですか?」「どこで育てているんですか?」「これだけ大きくなるのにどれくらいの時間がかかるんですか?」などなど、多くの質問を寄せていただきます。
(写真:裾野の月(白)489輪)
171105e.JPG
 新宿御苑の菊花壇展を彩る菊花は、すべて新宿御苑で栽培を行っています。大作り花壇は、とくに生長が旺盛な品種を用いて、初冬に出てくる芽を一年がかりで育成します。
 
 たくさんの花を咲かせることはもちろんのこと、一輪一輪の大きさや枝葉を均一に揃え、半円形に整然と結い立てるため、栽培と仕立てに高度な技術が必要とされます。
 
 新宿御苑では、年間を通して菊栽培の専門職員が栽培育成を行い、格式ある日本の伝統技術を守り、今に伝えています。
171105f.JPG
 一株から咲いているとあって、お客さまがもっとも注目されるのが株の根元です。「まあ!本当に一株から咲いているわ」「すごいわねぇ」と、みなさましゃがみ込んで鑑賞していらっしゃいました。
171105g.JPG
 新宿御苑の菊花壇は、日本庭園の風景と調和するように各所にしつらえられており、中央入口(中央休憩所横)から順路に沿ってご覧いただくと、もっとも美しく観賞できるように配置されています。
171105y.jpg
 大作り花壇は、すぐ真向かいのカエデの木を通して見るのが正式な鑑賞方法であるとされています。
 こちらの昭和44年(1969)頃の写真では、紅葉するカエデとともに趣あふれる風景を作り上げていました。
171105z.JPG
 こちらはそれから約50年後の現在の様子です。近年は地球温暖化で紅葉の時期が遅まったため、カエデは青々としていますが、今も変わらぬ菊花壇の美しさは、伝統の様式により守られつづけてきたものです。
 
 晩秋の新宿御苑を彩る菊花壇展。日本の伝統の様式を守りつづける菊の花々をお楽しみください。
 
■福島のくらしと自然を味わい・楽しむPRイベント
【日時】平成29年11月11日(土)~12日(日)
    9:00~16:00
【会場】インフォメーションセンター(入園料無料エリア)
    レストランゆりのき(苑内)
 
■皇室ゆかりの新宿御苑菊花壇展
 日時:平成29年11月1日(水)~11月15日(水)
   (期間中は無休)
    9:00~16:00(入園16:00まで、閉門16:30)
 会場:新宿御苑内日本庭園
 料金:新宿御苑への入園料(大人200円、小・中学生50円)
 内容:皇室の伝統園芸を受け継ぐ「菊花壇展」を開催します。
 
■菊花壇解説展
 日時:平成29年10月31日(火)~11月19日(日)
   (期間中は無休)
    9:00~16:30(最終日は15:00まで)
 会場:新宿御苑インフォメーションセンター1階アートギャラリー
 料金:無料
 内容:新宿御苑菊花壇展の魅力を分かりやすくご案内します。
 
■『福羽逸人回顧録』よりひもとく100年前の菊花壇展
 日時:平成29年10月31日(火)~11月19日(日)予定
    9:00~16:30
 会場:エコハウス内レストランゆりのき横展示室

2017年11月 5日 12:00

2017年11月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30