平成29年度 新宿駅東口地域 地震防災訓練に参加しました

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 11月6日(月)に新宿駅周辺防災対策協議会および新宿区が主催する「平成29年度 新宿駅東口地域 地震防災訓練」が開催され、私たち国民公園協会職員も参加しました。
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 新宿駅周辺地域は人工や商業業務機能が集中することから、首都直下地震発生時に大きな被害と混乱が起こると予想されています。訓練は、災害発生時における混乱防止と被害軽減のため、地域や防災関係機関の連携強化と、自助・共助を基本とする地域防災力の向上を目的としています。
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 今回はより実践的な訓練となるよう、本日11月6日(月)と次回11月16日(木)の2回に分けて実施されます。第1回目となる本日は、次回の実働訓練に向けた説明会と模擬訓練を行いました。
 模擬訓練では現地本部の設置・運営と、SNSを活用した情報共有を体験しました。
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 新宿区では「自助(組織は組織で対応する)、共助(地域が連携して対応する)、公助(公的機関が地域を支える)」を「新宿ルール」として定め、新宿駅周辺地域の防災対策の基本方針としています。
 
 そして新宿ルール実践のため、①むやみに移動しない、②現地本部を中心に連携する、③地域で傷病者に対応する、という行動指針を定めました。
 新宿区ではこの3つの行動指針に基づき、災害が起きたら新宿区と地域事業者が連携して、新宿駅東口及び西口地域に、それぞれ現地本部を開設し、運営することが定められています。
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 まずはこれまで継続して取り組んできた、現地本部設置と運営手順の確認を行いました。参加者は事業所と現地本部事務局の2班に分かれて交代しながら、それぞれの情報の流れを振り返ります。
 
 訓練では、東京都心を中心とした大規模災害が発生し、新宿駅周辺で火災と負傷者が多数発生した状況を想定します。
 お客さまを安全に避難誘導するためには、広域避難所までの経路が安全かどうかを速やかに判断する必要があります。
 各事業所はそれぞれが担当するエリアの火災や負傷者の状況、広域避難所となる新宿御苑までの避難経路が使用可能かどうかを確認します。
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 事業所は収集した情報を「情報共有シート」に記入し、現地本部へ報告します。
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 現地本部事務局は、集められた情報を、だれもが活用できるよう「共有ボード」や「地図ボード」に記載します。
 共有ボードは「鉄道」「誘導先までの道路」「誘導先」「火災」「負傷者」「医療機関」など項目ごとに分かれており、情報を適切に整理し、振り分けを行います。
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 事業所の報告者は、共有ボード、地図ボードの情報を写真に撮ったり、手持ちのシートにメモをするなどして、それぞれの事業所に持ち帰ります。
 
 これまではこうしたアナログ的な手法による情報共有を中心に訓練を進めてきました。しかし、災害状況は刻一刻と変化するため、情報が伝わるまでのタイムロスや、限られたスペースでの情報記載には限界があります。また、時間経過や災害規模の拡大により情報も繁雑化し、混乱を招く恐れもあります。
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 そこで、より速やかな情報共有を行えるよう、デジタルツールの活用が提案されました。今回からはDropboxやGoogleマップ、FacebookなどSNSを使った情報共有を模擬体験しました。
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 こちらは従来の地図ボードです。火災や重傷者、生き埋め(救出必要)、受入可能病院、道路通行不可、誘導先までの安全なルート等の情報が、手書きで記入されています。
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 さきほどの地図情報をGoogleマップにポイントすることで、それぞれの事業所からも情報を確認したり、新たな情報を提供することが可能になります。
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(写真:スマートフォンからの情報共有も可能です)
 
 災害発生時には普段は当たり前に出来ていることが出来なくなることも十分に考えられます。アナログ、デジタルどちらかに頼るのではなく、あらゆる媒体を活用し、災害に備えることが大切なのだと分かりました。
 
 新宿御苑では、今後も訓練を通じて職員の防災応急技能向上を図るとともに、新宿区の地域防災力の向上に協力して参ります。

2017年11月 6日 17:00

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