新宿区の子ども向け内藤とうがらし工作教室に協力しました

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 10月15日(日)、新宿コズミックセンターにて公益財団法人 新宿未来創造財団が主催する子ども向けクラブ「内藤とうがらし工作教室」が開催され、日ごろよりクラブ活動に参加するお子さま40名が参加しました。
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 新宿ゆかりの江戸東京野菜・内藤とうがらしについて学んだ後、内藤とうがらしと新宿御苑の剪定木材を使ったオリジナルグッズを手作りします。
 私たち国民公園協会も事業協力を行い、新宿御苑と御苑の樹木、内藤とうがらしの魅力をご紹介しました。
(写真:参加者が作った内藤とうがらしグッズ)
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 まずは、内藤とうがらしプロジェクトリーダーの成田重行さんが、内藤とうがらしと新宿の歴史を紙芝居で紹介しました。
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 内藤とうがらしは、江戸時代に新宿で栽培された伝統野菜ですが、その誕生の地といえる場所が新宿御苑でした。
 江戸時代の新宿御苑は、徳川家康の家来だった内藤さんという大名の下屋敷で、敷地内には野菜を育てる菜園があり、とうがらしも栽培されていました。
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 当時の江戸の町には出稼ぎ労働者が多かったので、ヘルシーで手早く食べられるお蕎麦が大人気となりました。内藤とうがらしは、お蕎麦ブームとともに香辛料として瞬く間に世に広まり、周辺の農家でも栽培されるようになりました。
 秋の実りの季節には、新宿から早稲田、大久保、高田馬場にかけて一帯の地が、真っ赤なじゅうたんを敷いたような景色になるほどだったそうです。
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 ところが、新宿の町に住む人が増えるにつれて畑はなくなり、また辛みがより強い鷹の爪が登場したことで、内藤とうがらしはいったん姿を消してしまいました。
 それから長い時間を経て、成田さんと仲間たちが日本全国を回って種を探し、栽培や研究を進め、内藤とうがらしは現代に復活を果たしました。
(写真:内藤とうがらし)
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 続いて、講談師の神田蘭さんより、絵本『すずめととうがらし』にそって、内藤とうがらしが新宿の町へ広まってゆく歴史物語を披露いただきした。
 
 現代のように気軽に物を買えるスーパーやコンビニなどない江戸時代。内藤とうがらしの一味や七味は、真っ赤な衣装に身を包んだとうがらし売りが、「とん、とん、とんがらし…♪」という口上とともに売り歩いていたそうです。
 とうがらし売りが江戸の町ににぎやかなかけ声を響かせているうちに、内藤とうがらしはだんだんと人々のくらしに身近な存在へとなっていったのでしょうね。
(写真:神田蘭さんと一緒にとうがらしの口上を読みました)
 
 今月は10月4日のとうがらしの日にちなみ、新宿の町を盛り上げる内藤とうがらしフェアも催されました。
 一度は新宿の歴史から姿を消した内藤とうがらしでしたが、現在は新宿区内の学校や公共施設、商店街などで栽培がはじまり、いまでは新宿の歴史や文化を伝えるシンボルとして、地域のみなさんに愛着をもって親しまれています。
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 内藤とうがらしについて学んだ後、いよいよ工作教室です。赤とうがらしと青とうがらしを飾り付けの主役に使い、木のペンダントとマグネットを手作りしました。
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 今回、材料として使う枝は、御苑の剪定木材をリサイクルして使います。
 新宿御苑では庭園管理において、切った木や枝、葉をゴミとして捨ててしまうのではなく、チップや腐葉土として使うリサイクル(資源の循環利用)に取り組んでいます。
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 木の枝を輪切りにしたプレートやマグネットに、カラーペンを使ってイラストやメッセージを書き、自由にデコレーションします。仕上げに内藤とうがらしを飾り付けて完成です。
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(写真:内藤とうがらしを飾り付け)
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 最後に、完成したペンダントとマグネットの発表会を行いました。
 赤と緑の内藤とうがらしをたくさん並べたり、お顔を書いてアクセントにしてみたりと、みなさんそれぞれにアイデアを凝らして、素敵な作品が出来上がりました。
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 新宿御苑では日頃より、新宿御苑内の飲食施設「カフェはなのき」と「レストランゆりのき」で、新宿ゆかりの内藤とうがらしのほか、都内の農家直送の新鮮な江戸東京野菜を使った地産地消メニューを提供しています。
 
【営業案内】
 ■利用時間/9:00~16:00(ラストオーダー)
 ■定休日/新宿御苑休園日
 
 カフェはなのき、レストランゆりのきは、とうきょう特産食材使用店へ登録されています。
 
 また、レストランゆりのきに併設された展示スペースでは「新宿内藤とうがらしサミット2017」の紹介展示を行っています。
 
 新宿御苑にお越しの際はぜひレストランゆりのき、カフェはなのきにもお立ち寄りください。

2017年10月15日 13:00

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