平成29年度 新宿駅周辺防災対策訓練に参加しました

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 10月18日(水)に工学院大学新宿キャンパス会議室において、新宿駅周辺防災対策協議会および新宿区の主催による防災対策訓練「現地本部運営講習会」が開催され、国民公園協会職員も参加しました。
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 新宿には多くの商業施設や業務機能が集中しており、発災時には建物の被害や、多数の滞留者や傷病者が発生し、大きな混乱が起こると予想されています。
 新宿地域における発災時の混乱防止と被害軽減のため、これまでにもさまざまな防災対策訓練に取り組んできました
 
 新宿区では「新宿区ルール実践のための行動指針」に基づき、災害が起きた際は、新宿区と地域事業者が連携して、新宿駅東口及び西口地域に、それぞれ現地本部を開設し、運営することが定められています。
 
 現地本部には、①事業者の情報交換の拠点、②地域の応急救護の情報拠点、③災害対応活動の支援拠点、という3つの役割があり、地域事業者や駅周辺の滞留者、傷病者、医療者へ収集した情報を提供したり、限られた人材や資機材等の分配調整など、各事業所での災害対応活動を支援を行います。
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 今回の講習会では、これまでの訓練の成果をまとめた現地本部運営マニュアルを参照しながら、ゲーム形式で現地本部の役割や災害対応の流れ、災害・被害情報等の取り扱い方等を学びました。
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 まずはじめに、昨年11月の現地本部訓練の様子をまとめた動画で、発災から帰宅困難者の残留・退避、滞在、帰宅まで、時系列ごとの場面に沿って、災害時に必要な行動を確認しました。
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 発災直後はまず身の安全の確保と混乱防止に努めます。次に滞留者を待機、誘導しますが、状況に応じて一時避難場所から一時滞在施設に誘導、必要な資機材の調整等を行います。その後、交通網が復旧し、滞留者が帰宅するまで支援を行います。
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 続いて、災害対応カードゲーム教材「クロスロード」を使った災害対応イメージワークショップを行いました。3班に分かれ、現地本部運営時において発生する具体的な事例に対して、参加者同士が意見交換を行いながらゲームを進めます。
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 想定される事例は時としてジレンマを伴う問題も起こりえます。
 例えば、数時間後に豪雨予報が発生された場合に、屋外の公園の多数の避難者を他の施設へ避難誘導するか、それとも公園での受け入れを継続するべきか、といった選択が発生します。
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 参加者は事例に対して「YES(はい)」又は「NO(いいえ)」のどちらかを選択し、それぞれの考えの理由や課題点について自由に意見を交わします。
 
 混乱防止のため天気が急変する前に避難誘導を開始するのが良いのではないか、他の屋内施設が滞留者で満杯になっていないか、屋内施設は傷病者や障がい者、乳幼児や子ども、妊婦、外国人、旅行者などの災害弱者を優先した方が良い等、さまざまな意見が述べられました。
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 最後に各班ごとにまとめた結果を発表し、アイデアの共有を行いました。
 参加者それぞれに多くの意見が出されましたが、正解を導き出すということだけではなく、こうして一堂に会し、話し合い、さまざまな視点からの意見や問題意識を共有し、考えるきっかけにすることが大切なのだと分かりました。
 
 新宿御苑では、今後も訓練を通じて職員の防災応急技能向上を図るとともに、新宿区の地域防災力の向上に協力して参ります。

2017年10月19日 10:00

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