ナンバンギセルが咲きはじめました

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 雲間から時おり太陽が顔をのぞかせ、気温は上がってきましたが、池の周りには涼しい風が吹いています。
 日本庭園、上の池の橋を渡った辺りに植栽されているススキの根元にナンバンギセルが咲きはじめました。今年は咲かないのかと心配していましたが、例年に比べるとゆっくりとした開花だったようです。
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 ナンバンギセルは、この時期お問い合わせを多く頂く人気の植物です。「珍しくて、なかなか見られないからね。今日は見られて良かったよ。」とお客様も嬉しそうに写真を撮っていらっしゃいました。
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 ナンバンギセルはハマウツボ科の一年草で、葉緑素を持たず光合成ができない寄生植物です。ススキやミョウガ、サトウキビなどの植物の根に寄生し、そこから養分を取りながら成長します。長い柄の先に咲く花の形が西洋人の使っていたキセル(喫煙パイプ)に似ていることが名前の由来です。
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 ナンバンギセルは万葉集に「尾花」(ススキ)と一緒に「思い草」の名で登場しています。和歌の上では、思い草は「忍ぶ恋」を表わしていて、うつむきかげんに咲く花を、恋に悩む女性の姿に見立てていたようです。ススキに頼って寄り添うように咲く姿は儚げでもあります。
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 日本庭園の水辺で、ひっそりと咲くナンバンギセルをお楽しみください。 

2017年8月13日 11:43

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