2017夏休み特別企画「新宿御苑の歴史展」を開催【8/15~9/3】

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 本日8月15日より、新宿門横のインフォメーションセンターで、巨樹を中心に新宿御苑の歴史とかかわりの深い植物にスポットをあてた夏休み特別企画展『新宿御苑の歴史展~ゆかりある植物とともにふりかえる~』が始まりました。
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 会場では、新宿御苑とともに歩み、時代を超えて受け継がれる巨樹のほか、ゆかりのある樹木や野菜、果物を、新宿御苑の歴史年表や植物の種子、当時の貴重な資料とともにご紹介しています。
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夏休み特別企画展
『新宿御苑の歴史展~ゆかりある植物とともにふりかえる~』
 
【会期】2017年8月15日(火)~9月3日(日)
    9:00~16:30(月曜休園)
 
【夏季開園時間延長日の開館時間】9:00~17:30
 8月19日(土)、8月20日(日)、8月26日(土)、8月27日(日)
 
【場所】新宿御苑インフォメーションセンター1階アートギャラリー(新宿門横※園外・入場無料)
 
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 新宿御苑の敷地は、徳川家康の家臣・内藤家の江戸屋敷地の一部でした。明治時代に農作物や園芸植物の栽培試験場である「内藤新宿試験場」が創設され、海外からさまざまな樹木や野菜、果樹を導入し、栽培研究や技術者の育成を行いました。
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 現在、新宿御苑には約250種1万本以上の樹木が生育していますが、今も園内で見られるヒマラヤシーダー、ユリノキ、モミジバスズカケノキ(プラタナス)などの外国産樹木の多くは、明治の内藤新宿試験場の時代に植えられたものといわれています。
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 また、夏に涼しい緑陰を作る「街路樹」にスポットをあてた特設展示も行っています。
 日本各地には700万本近い街路樹があり、もっとも本数が多いのがイチョウ(約57万本)、次いでサクラ類(約49万本)、ケヤキ(約48万本)と続きます。街中に暮らす人々にとってもっとも身近な緑といえる街路樹ですが、現在の東京の街路樹作りに新宿御苑が深くかかわっていたことはご存知でしょうか?
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 明治39年(1906)、新宿御苑の苑長を務める農学者・園芸家の福羽逸人は、東京市より街路樹の改良計画を依頼されました。西洋化が進む東京の景観的な魅力を向上させるため、ふさわしい樹種が選ばれることになりました。福羽は海外産樹種を中心に選定し、スズカケノキ、イチョウ、ユリノキ、アオギリ、トチノキ、トウカエデ、エンジュ、ミズキ、トネリコ、アカメガシワの十種が選ばれ、新植されました。
 
 福羽は著書『回顧録』で街路樹について「ただ漫然と木を植栽しては威厳も壮観さも損なわれる」と述べており、欧米の街路樹の樹種の選定法や植栽法の調査研究に関する成果を基に、候補樹の長所や短所、適した育成法など、東京市街の街路樹のあり方について記しています。
 福羽の功績については、日本の造園学の創始者である造園研究家・上原敬二が「福羽逸人は東京市の街路樹の基礎を成した」と語っており、現在も福羽が選定した樹種を中心とした街路樹は東京をはじめ全国各地において受け継がれています。
 
 ご来園の際は、ぜひインフォメーションセンターにもお立ち寄りください。
 みなさまのご来場をお待ちしております。

2017年8月15日 14:00

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