平成29年度 新宿駅周辺防災対策訓練に参加しました

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 7月14日(金)、新宿駅周辺防災対策協議会および新宿区の主催による「自衛消防組織の震災対応活動講習会」が開催され、私たち国民公園協会職員も参加しました。
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 これまでの防災対策訓練では、情報収集伝達や応急救護など、自助・共助を基本とした訓練と意見交換会を継続して実施してきました。
 今回の講習会ではこれまでの成果を踏まえ、大規模施設の地震災害時における自衛消防活動の一連の流れと、本部隊・地区隊の役割および具体的な活動要領を、座学、実技、演習を通じて学びました。
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 まずはじめに東京都消防庁新宿消防署の自衛消防担当係長・消防司令の糸魚川辰男氏より、「震災時における自衛消防活動」をテーマにした座学講習が行われました。
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 地震発生時においては、津波のような直接的被害のほか、看板や電線などの落花危険やガス漏れによる爆発や火災、漏水といった揺れに起因する災害が複合的に発生します。
 消防隊は日頃よりこうした災害に対応していますが、3.11のような大規模地震発生時においては、災害や救急対応が短時間に集中したため、救急車や消防隊の不足が起こりました。
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 災害を止めることはできませんが、市民一人ひとりの自衛消防活動で被害を小さくする「減災」はできます。緊急時は消防機関の到着に時間がかかることを想定し、自助体制を整えておくことが大切です。
 そのためには、日ごろから勤務する建物にどのような防災設備や危険があるか想定しておくことや、災害が起こっても慌てないように情報収集や資器材の準備や使用方法の確認、そして訓練の継続が重要ですと話しました。
(写真:消火栓の場所や使用方法の確認)
 
 続いての実技講習では、119番通報の手順の確認や消火訓練、倒壊物に挟まれた人の救難訓練を行いました。
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 住宅やビル火災が発生した時にもっとも大切なのは初期消火です。火災を発見した場合は周辺の人に大声で危険を知らせて避難を呼びかけるとともに、効果的な初期消火活動ができることが望ましいです。
 コツは火の上部ではなく発生元を狙うことと、左右に移動して火を囲むように消火剤をかけることが効果的なのだそうです。
(写真:消火訓練)
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 救難訓練においては、負傷者のすみやかな救助はもとより、二次災害を防ぐことも重要です。一人で無理に救助しようとするのではなく、救難者の観察、倒壊物を持ち上げる、倒壊物に支柱をする、救難者を運び出す、というような役割分担を行い、チーム体制で安全に救助することが大切です。
(写真:救難訓練)
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 最後にM7.3の首都直下型地震が発生した想定で図上演習訓練を実施しました。
 本部隊(ビルの防災センターを想定)と2つの地区隊(ビルのテナントを想定)の計3つのグループに分かれ、それぞれの役割での初動対応と情報共有、伝達訓練を行います。
 本部隊は情報統括と館内放送を使った情報発信を実施しました。
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 地区隊は隊長を中心に初期消火班や避難誘導班、応急救護班などいくつかの班に分かれ、地震発生直後の建物の安全確認や避難経路の確保、火災の確認、傷病者の救出・救護、在館者の安否確認・避難誘導などを行いました。
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 訓練には時間経過の概念が取り入れられており、負傷者の容態や気象情報の変化、余震により避難所としていた部屋に天井崩落の危険が見つかるなど、さまざまな状況が発生します。
 刻一刻と変わる状況を把握し、情報の整理方法をグループで話しあう中に、連携による情報共有の大切さを確認しました。
 
 新宿御苑では、今後も訓練を通じて職員の防災応急技能向上を図るとともに、新宿区の地域防災力の向上に協力して参ります。

2017年7月15日 09:00

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