初夏の果実ビワが熟しています

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 玉藻池近くのイギリス風景式庭園の芝生の上で、初夏の果物でお馴染のビワの実がみごろをむかえています。
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 「ビワの実を見ると夏が来たっ!てワクワクします。」とお客様。
 ふっくらとおいしそうにオレンジ色に染まった実を眺めていらっしゃいました。
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 ビワ(枇杷)という名前は、果実の形が楽器の琵琶(びわ)に似ていることに由来します。中国から渡来したといわれていますが、奈良時代の文献にも登場しており、古くから日本にあったとされている常緑高木です。
 葉は打ち身や捻挫、皮膚病などに効き、種子は咳止めや去痰に用いられます。材は弾力性があって木目も美しいので、クシなどの木工品に加工されます。美味しい果物というだけではなく様々な物に活用されているんですね。
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 現在、樹高約2メートルほどの可愛らしい木には実がたわわに実っています。
 数年前までは園路を挟んだ向かい側に高さ10メートルを超えるビワの大木がありましたが、2013年1月の積雪により倒木してしまいました。
 こちらの小さなビワの木は、大木の実から発芽し、生長したものになります。
 
 大木のビワの木は、明治12年(1879)頃に新宿御苑に勤務していた植物学者・田中芳男が、長崎から持ち帰ったビワの種から作った『田中ビワ』の原木といわれています。以降全国に普及し、千葉県の房州を中心に栽培されています。
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 鮮やかなオレンジ色のビワの実は、新宿御苑で暮らす野鳥たちのとっておきの御馳走になります。新宿御苑では動植物の採取は禁止しておりますので、花や葉、実などをとらないようお願いいたします。
 
 関東地方は6月7日に梅雨入りが発表されましたが、今日は朝から雲一つない青空が広がり、気温がぐんぐんと上がりお昼ごろには30℃を越える真夏日となりました。ご来園したお客様は、涼しさを求めて木陰で読書を楽しんだり、レジャーシートを拡げてお昼寝したりとゆったりと過ごしていらっしゃいました。

2017年6月10日 13:33

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