ミツマタが咲きはじめました

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 旧洋館御休所前の植え込みで、ミツマタが咲き始めました。今日も風が強く、三つに分かれた枝が冷たい風に揺れていますが、うつむいて咲く可愛らしい様子は「もうすぐ春だね。」と言っているようですね。
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 ミツマタは中国南部が原産のジンチョウゲ科の落葉低木です。日本でも古くから親しまれていて、万葉集にも登場しています。
 
「春されば まずさきくさの 幸(さき)くあらば
   後にも逢はむ な恋ひそ我妹(わぎも)」   
           巻10-1895 柿本人麻呂歌集
 
サキクサという言葉がミツマタのことで、「春になるとまず咲くさきくさ。その言葉のように幸く無事であったら必ずまた会えるでしょう。」という意味です。
 また仲春の季語にもなっています。(3月6日頃から4月4日頃)
 
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 三椏(ミツマタ)という名は、枝が三つに分かれるところからきています。花のついた3つの枝を元の方にたどっていくと、その枝もまた3つに分かれた枝の1本だったことが分かります。葉のないこの季節に観察すると、よく分かりますね。
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 ミツマタは栽培が容易で、繊維が柔軟で光沢があり丈夫なことから和紙の原料として使われています。濡れても破れないという長所があり日本の紙幣の原料にもなっています。実は、とても身近な植物なんですね。
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 今は、まだ全体的に白っぽい印象ですが、次々に花が開き、暖かい黄色い花が枝の先を飾ります。天候にもよりますが、3月の中旬頃までお楽しみ頂けそうです。
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2017年2月 8日 13:02

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