ジョウビタキとルリビタキはどこにいるかな?

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 昨日は東京都心でも雪が舞いましたが、今日はすっきりと晴れた青空が広がりました。
 ときおり吹く北風はやや強いものの、ぽかぽか太陽が園内を照らしています。
(写真:日本庭園の上の池)
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 天気の良い冬の園内を散策していると、必ずといっていいほど耳にするのが鳥たちの声です。
 スズメの「チュンチュン♪」、メジロの「チィチィチィ…♪」、シジュウカラの「チッチッ…♪」などなど。
 ふとどこからか、一年通してよく聞こえるおなじみの声にまじって「ヒッヒッ♪」と透んだ声が聞こえてきました。
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 声が聞こえてきたのは日本庭園の上の池付近の木々の中。
 枝のあいだをじっと探してみると…いました!ジョウビタキのメスです。
 朝の陽ざしを全身に浴びて、日光浴をしているようにも見えますね。
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 ジョウビタキは中国東北部などで繁殖しますが、冬になると日本に渡ってきます。
 オスは黒とオレンジの鮮やかな羽色が特徴です。メスは全体が淡い灰褐色ですが、尾羽はオスとお揃いのオレンジ色です。
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 警戒心がそれほど強くはないので、人工物に止まったり、開けた場所に出てくることもしばしば。
 ときには人のそばまで寄って様子を伺ってくることもあって、思いがけない出会いに驚かされることもあります。
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 ふと、さきほどのジョウビタキが止まっていた看板から、奥に広がる境界林の中で動く小さな影が見えました。
 そっと近づいてみると…
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 いました!ルリビタキのメスです。
 ジョウビタキのメスに似ていますが、尾羽が淡いブルーというのが見分けるポイントです。
 漢字で「瑠璃鶲」と表わす通り、ルリビタキのオスの成鳥はまさに「青い鳥」の姿をしています。
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 こちらのルリビタキはどうやら食べものを探していたようです。落ち葉をかきわけて何度も地面をつついていると…
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 「よいしょ!」と声が聞こえそうな勢いで顔を上げると、なんと見事にミミズを捕まえました。
 そのまま何度か頭を振りながら、ものの数分ほどであっという間に食事の時間は終わりました。
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 ジョウビタキ、ルリビタキをはじめ、野鳥にまつわるお問い合わせで多いのが「どこに行けば鳥が見られますか?」というものです。
 鳥は飛んで移動してしまうので、必ず出会える場所というものはありません。でも、鳥はそれぞれ好む環境があるので、お目当ての鳥が好きな場所に行くと出会いやすくなります。
 たとえば、カモ類やカワセミといった水辺の鳥なら池、樹上や草地の鳥なら母と子の森や、日本庭園の境界林などがおすすめです。
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 ジョウビタキやルリビタキは、冬の間は1羽で縄張りを持ち、定期的に巡回しています。
 ここのところ、お客様からの目撃情報も多いので、ここ上の池周辺の一帯もジョウビタキやルリビタキの拠点になっているようです。
 
 ぜひ、バードウォッチングを楽しむ際のヒントになさってください。

2017年1月21日 11:00

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