12月最初の日曜日の今日も、昨日に続いてお天気に恵まれました。ぽかぽか太陽のぬくもりも心地よく、お出かけにぴったりの行楽日和です。
(写真:新宿門近く)
ご来園のお客さまも紅葉散策や洋らん展の鑑賞、写真撮影、写生、ピクニックなど、それぞれに休日のひとときを楽しんでいらっしゃいます。
(写真:イギリス風景式庭園)
秋を彩る紅葉の主役といえば、赤色や黄色、オレンジ色など、さまざまな色に染まった木々。夏は緑一色だった園内ですが、晩秋には木それぞれの持ち味が深まり、色とりどりの色彩のハーモニーが生まれます。
(写真:日本庭園)
(写真:フランス整形式庭園)
新宿御苑の紅葉の魅力のひとつが、色づく木々の種類が多いこと。
10月のハナミズキにはじまり、11月からカツラ、ケヤキ、サクラ、ユリノキ、ラクウショウ、プラタナス(モミジバスズカケノキ)、イチョウ、モミジ(カエデ)、12月からハナノキ、メタセコイア、フウ(昨年の様子)などが色づき、長い期間さまざまな紅葉が楽しめます。
しばしば、お客さまからも「御苑にはモミジ以外にも紅葉する木がいろいろあるんですね!」といったお声を寄せていただきます。
ここ新宿門すぐの一帯も、人気の紅葉スポットのひとつです。約40本のモミジが赤やオレンジ、黄色、黄緑色に染まり、美しいグラデーションのモミジのトンネルが楽しめます。
今年の紅葉は天候不順の影響もあって、色づきが一週間から10日ほど早まりました。
この週末にかけて色づいた葉っぱを風に舞い散らせはじめているので、園内全体での紅葉のみごろはそろそろ見納めになりそうです。
(写真:下の池)
(写真:下の池)
新宿御苑でもっとも遅く紅葉するモミジ観賞スポットが、千駄ヶ谷門より入園して外周園路を東側へ進んだ先の「モミジ山」です。
名前のとおり小高い山のようなエリアで、ゆるやかな斜面に約60本のカエデが自然のまま、のびのびと育っています。
モミジ山の今日の紅葉の様子は、全体の3~4割ほどの色づき具合といったところ。黄緑から黄色、オレンジ色へ、ほんのりと秋の色彩に染まりはじめています。
モミジ山の紅葉は12月10日頃からみごろをむかえそうです。
紅葉が織りなす色彩に包まれる新宿御苑で、晩秋のひとときをお楽しみください。
(写真:母と子の森)
(写真:日本庭園)
(写真:イギリス風景式庭園)
新宿御苑の紅葉は、カメラに親しむ恒例行事「新宿御苑フォトコンテスト」でも、人気の高い題材となっており、毎年、紅葉を主役にした素晴らしい入賞作品が誕生しています。
【2016新宿御苑フォトコンテスト入賞作品】

「晩秋の陽光」 田所俊一さん

「静寂の中のこもれび」 稲谷友良さん

「秋の陰影」 清嘉忠さん
■「2016新宿御苑フォトコンテスト」の作品を募集中です■
「新宿御苑の魅力を写そう」をテーマとした「2016新宿御苑フォトコンテスト」の作品を募集しています。
新宿御苑で撮影した写真であればいつのものでもご応募できます。
みなさまのとっておきの一枚を、ぜひフォトコンテストにご応募ください。
〔募集締切〕平成29年1月13日(金祝)当日消印有効
〔応募方法〕郵送またはサービスセンター、インフォメーションセンターへ直接お持込みもいただけます。
2016年12月 4日 12:00