肥後菊花壇

カテゴリ:

 11月1日から始まった菊花壇展も残りあと1日となりました。昨日のぽかぽか陽気から一転、本日は空気がひんやりと冷たく、コートが欲しい日となりました。ご来園されたお客様も、厚手のコートやマフラーなど暖かな格好で菊花壇展を観賞されています。
01.JPG
02.JPG
 最後にご紹介するのは、翔天亭近くに植栽されている「肥後菊花壇」です。
03.JPG
 肥後菊は、江戸時代に現在の熊本県、肥後地方の藩主の細川重賢(ほそかわしげかた)公の園芸奨励によって栽培が始められ、発達した古典菊です。藩主の精神修養の一貫と位置付けられ、清廉なこの菊を例に武士道の意義を説いたといわれています。
04.JPG
 かつては藩外への流出が固く禁じられ、長いあいだ門外不出の秘花とされていました。戦後は肥後椿、肥後山茶花、肥後花菖蒲、肥後朝顔、肥後芍薬とともに「肥後六花」のひとつに数えられています。
05.JPG
 新宿御苑では、花びらの形が異なる2つの品種、管状の花びらの「陽の木」と平らな花びらの「陰の木」を1株11輪と12輪に枝分けして仕立て、黄、白、紅と配色よく、前・中・後の3列それぞれに、低・中・高と高さをつけて鉢のまま植えこみます。
06.JPG
07.JPG
 1株で四季を表現しており、花は「春」、葉は「夏」、下草は「秋」、茎は「冬」と1本で色々な季節をお楽しみいただける菊です。
08.JPG
 ぱっと華やかに咲いた花にばかり注目しがちですが、肥後菊は花壇全体の調和の美しさを鑑賞するものとしています。青竹とよしずの素材をいかした上屋に、肥後菊が植えこまれ、土間は黒土の上に苔で化粧をほどこしてあり、風雅な趣が印象的な花壇となっています。建物より一歩下がっていただき、全体の調和もお楽しみください。
09.JPG
 
■「新宿御苑 菊花壇展」をご紹介する記事はこちら■
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
■新宿御苑菊花壇展
 
 日時:平成28年11月1日(火)~11月15日(火)(期間中は無休)
 
    9:00~16:00(閉門は16:30)
 
 会場:新宿御苑内日本庭園
 
 料金:新宿御苑への入園料(大人200円、小・中学生50円)
 
 内容:皇室の伝統園芸を受け継ぐ「菊花壇展」を開催します。
 
 
 
 
■菊花壇解説展
 
 日時:平成28年11月1日(火)~11月20日(日)(期間中は無休)
 
    9:00~16:30(最終日は15:00まで)
 
 会場:新宿御苑インフォメーションセンター1階アートギャラリー
 
 料金:無料
 
 内容:新宿御苑菊花壇展の魅力を分かりやすくご案内します。
 
 
 
 
■新宿御苑開園110周年記念企画「文献からひもとく菊の花の魅力」
 
 日時:平成28年11月1日(火)~20日(日)9:00~16:30
 
 会場:エコハウス内レストランゆりのき横展示室
 

2016年11月14日 14:09

2019年10月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31