新宿御苑を代表する「大作り花壇」

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 11月1日から始まった「菊花壇展」も後半に入り、各花壇の特色ある美しい姿をお楽しみいただいています。
 今日は厚い雲の間から薄日が射したり、くもったり。園内はひんやりとした空気に包まれ、ご来園のお客さまも帽子やマフラー、フードで防寒なさっていらっしゃいます。
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 本日は新宿御苑の菊花壇を代表する「大作り花壇」をご紹介します。
 大作り花壇は、木の素材を生かした障子屋根とよしず張りの上家に、大作り菊を陳列した花壇です。
 今年は上屋の正面に向かって左側から「裾野の輝(黄)500輪」、「裾野の月(白)518輪」、「裾野の輝(黄)500輪」を展示しています。
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 「大作り」とは1本の株から何百輪ものたくさんの花を咲かせるように仕上げたもので、菊のなかでもとくに発達の旺盛な品種を用いて、一年がかりで育成します。
 多くの花を咲かせることはもちろんですが、花一輪一輪の大きさ、枝葉の伸び広がり、開花期を揃えることが、大作りの作り方で一番大切なことです。
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 そしていよいよ菊花壇展に向けての飾りつけにおいては、個々の花をこんもりと、半円形に整然と結い立てます。
 栽培技法はもとより、この仕立てにも高度の技術が必要とされています。
 この様式は新宿御苑独自の技術で、全国各地の菊花壇展で見られる千輪作りの先駆けにもなりました。 
 新宿御苑では、年間を通して菊栽培の専門職員が作業を行い、格式ある伝統の技術を守り続けています。
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 御苑を代表する菊花壇とあって、7棟ある花壇のなかでも、とくにお客さまからの注目を集める大作り花壇。
 みなさま一番の注目ポイントは根元。「えっ?一株で500輪も花が咲いているの?」と驚かれる方も多く、かがみこんで大作りの根元を確認される姿がよく見られるほか、リピーターのお客さまが「この菊がすごいの。一株から咲いているのよ。」とご紹介するお声も聞かれました。
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 インフォメーションセンターで開催中の「菊花壇解説展」の人気投票コーナーでも、2位に倍以上の差をつけて、大作り花壇が堂々1位に輝いています。
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 新宿御苑の菊花壇は、日本庭園の風景と調和するように各所にしつらえられており、中央入口(中央休憩所横)から順路に沿ってご覧いただくと、もっとも美しく観賞できるように配置されています。
 秋の新宿御苑を彩る伝統の菊花壇展をお楽しみください。
 
■新宿御苑菊花壇展
 日時:平成28年11月1日(火)~11月15日(火)(期間中は無休)
    9:00~16:00(閉門は16:30)
 会場:新宿御苑内日本庭園
 料金:新宿御苑への入園料(大人200円、小・中学生50円)
 内容:皇室の伝統園芸を受け継ぐ「菊花壇展」を開催します。
 
■菊花壇解説展
 日時:平成28年11月1日(火)~11月20日(日)(期間中は無休)
    9:00~16:30(最終日は15:00まで)
 会場:新宿御苑インフォメーションセンター1階アートギャラリー
 料金:無料
 内容:新宿御苑菊花壇展の魅力を分かりやすくご案内します。
 
■新宿御苑開園110周年記念企画「文献からひもとく菊の花の魅力」
 日時:平成28年11月1日(火)~20日(日)9:00~16:30
 会場:エコハウス内レストランゆりのき横展示室

2016年11月10日 14:00

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