御苑でもっとも古い歴史のある「江戸菊花壇」

カテゴリ:

 新宿御苑の秋を彩る菊花壇展。
 今年は寒さの影響もあってか、例年に比べてゆっくりとしたペースでの開花となりました。
 11月1日のスタートより1週間が過ぎ、初日にはつぼみがちだった花々もだんだんと咲きすすんできました。
(写真:江戸菊花壇)
161108a.JPG
 菊花壇展の会場である日本庭園は連日大変なにぎわいで、大作り花壇をはじめとする菊花壇のそばでは、カメラやスマートフォンを手にされたお客様がかわるがわる記念撮影を楽しんでいらっしゃいました。
(写真:大作り花壇)
161108b.JPG
 さきほどの大作り花壇から順路に沿って進むと、次にご覧いただけるのが「江戸菊花壇」です。
 江戸菊は、木の素材をいかした障子屋根の上家に、1株を27輪で仕立てた中菊を、黄、白、紅の花を配色よく、3列の互の目に奥行きをつけて植え込み、篠立て作りにした花壇です。
161108d.JPG
 江戸時代に庶民の間で盛んに栽培され、当時はこの菊が主流であったことから正菊とも呼ばれていました。
161108f.JPG
 新宿御苑の菊花壇のなかでもっとも古い歴史があり、明治11年(1878)より作り始めました。大作り花壇と並び、新宿御苑を代表する菊花壇となっています。
161108g.JPG
 満開に咲いた花は華やかな印象ですが、江戸菊は満開を過ぎてからの“芸”がみどころです。花が咲いたあと、花びらが中心に向かって折れたりねじれたりする変化こそが江戸菊の鑑賞のポイントとなります。この特徴から舞菊とも呼ばれます。
161108h.JPG
(写真:満開の江戸菊)
161108i.JPG
(写真:満開を過ぎてからの芸がみどころです)
161108j.JPG
 新宿御苑の菊花壇は、順路に沿ってご覧いただくことで、もっとも美しく鑑賞できるようにデザインされています。
 また、江戸菊花壇は会期中に花の変化を鑑賞できるよう、太陽の光がよく当たる南向きに設置しています。
161108k.JPG
 艶やかな花の美しさはもとより、上家、庭園風景との調和や、表情豊かに変化する花々をぜひ、ご鑑賞ください。
 
■新宿御苑菊花壇展
 日時:平成28年11月1日(火)~11月15日(火)(期間中は無休)
    9:00~16:00(閉門は16:30)
 会場:新宿御苑内日本庭園
 料金:新宿御苑への入園料(大人200円、小・中学生50円)
 内容:皇室の伝統園芸を受け継ぐ「菊花壇展」を開催します。
 
■菊花壇解説展
 日時:平成28年11月1日(火)~11月20日(日)(期間中は無休)
    9:00~16:30(最終日は15:00まで)
 会場:新宿御苑インフォメーションセンター1階アートギャラリー
 料金:無料
 内容:新宿御苑菊花壇展の魅力を分かりやすくご案内します。
 
■新宿御苑開園110周年記念企画「文献からひもとく菊の花の魅力」
 日時:平成28年11月1日(火)~20日(日)9:00~16:30
 会場:エコハウス内レストランゆりのき横展示室

2016年11月 8日 11:00

2019年12月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31