新宿御苑開園110周年記念展示「文献からひもとく菊の花の魅力」を開催!

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 秋の特別開園期間の特別企画として、菊花壇展のレストランゆりのきの展示室にて、新宿御苑開園110周年記念展示「文献からひもとく菊の花の魅力」を開催しています。

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 新宿御苑ができたのは、皇室庭園への大改造が行われた明治39年(1906)です。明治時代の幕開けとともに、新宿御苑においては、現在の園遊会の前身である皇室行事の観桜会と観菊会が行われ、国際親善の場となりました。そして、今年平成28年(2016)は110周年目の節目の年になります。

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 会場では、菊について記した明治から昭和にかけての資料と、文献のパネルをご紹介しています。

 皇室行事の観菊会に招かれた、フランスの作家ピエール・ロチは、著書『秋の日本』(明治27年春陽堂出版)において、展示された菊花壇のすばらしさや、会場の雰囲気などについて感情豊かに記しています。120年前の記録ではありますが、まるで私たちもその会場を見ているかのような、その感動は新鮮に私たちの心に響いてきます。

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 現代において、菊は儀礼的なイメージの強い花ですが、明治から昭和初期にかけては、菊は日本の秋を代表する身近な花であるとともに、日本ならではの園芸技術の粋を極めた、世界に誇るべき花であることがわかります。昭和初期においては、それぞれの種類ごとの菊栽培についての書籍が数多く出版され、栽培方法や展示様式として新宿御苑の菊花壇展も紹介されています。

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 国民公園協会新宿御苑の前身である団体・新宿御苑保存協会は、旧皇室庭園の歴史ある庭園の美化や植物栽培、普及啓発などを目的として、新宿御苑が一般開園した昭和24年に発足しました。会場では保存協会が発行した昭和30年~50年当時のポストカードを展示しています。

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 花壇の展示様式などは現在も変わりませんが、ポストカードのデザインなどからは、その時代時代で菊花壇をどのように見ていたのかがわかります。庭園の樹木や園内を楽しむ来園者の姿も記録され、歴史を語る貴重な資料ということが出来ます。

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 様々な時代において、どのように菊がとらえられていたのか、その想いにふれていただければ幸いです。日本庭園で咲き誇る菊の花々の鑑賞ともに、是非ご覧くださいませ。

 

新宿御苑開園110周年記念企画「文献からひもとく菊の花の魅力」

会場:エコハウスレストランゆりのき横展示室

日時:平成28年11月1日(火)~20日(日)9:00~16:30

2016年11月 2日 12:15

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