韓国の唐辛子生産地視察団が来日しました

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 とうがらしと言えば、真っ赤なキムチを思い浮かべる方も多いと思いますが、その本場韓国のイムシル郡のみなさんが内藤とうがらし事業の視察に新宿御苑に来園しました。
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 イムシル郡はチーズ作りととうがらし栽培を地域事業として進めており、農業観光にも力を入れています。
 今日は、郡長のシンミン氏をはじめ、行政と農協関係者、研究者や生産者など、総勢24名のみなさんが来日し、新宿御苑での取り組みと都内のとうがらし栽培農家を視察しました。
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 みなさん新宿御苑には初来園ということで、まずは国民公園協会新宿御苑の本荘より、新宿御苑について説明しました。
 内藤とうがらし誕生の江戸屋敷時代から、農事試験場、皇室庭園、そして国民公園と、さまざまな歴史的な変遷を有する庭園であり、日本における近代農業の発祥の地であること、また、韓国の皇室庭園・昌慶宮の大温室が、新宿御苑の技師の福羽逸人によって作られたことなど、あまり知られていない韓国と新宿御苑とのつながりについても紹介しました。
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 内藤とうがらしプロジェクトの成田氏からは、プロジェクト始動のきっかけや地域での活動の取り組みの広がり、とうがらし栽培農家との連携や、歴史的文化資産としての普及啓発などについて具体例を交えて紹介しました。
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 とうがらしの産地は日本では98%、韓国では80%が外国産だそうです。古くから生活に根付いてきた植物ではありますが、時代の流れの中で栽培農家が減少してきている現実があります。
 
 とうがらしといえば日本では薬味や香辛料としての位置づけが主ですが、初夏には葉、夏には青い実、秋には赤い実と、さまざまな魅力と用途があり、内藤とうがらしプロジェクトにおいては、加工品製造や教育文化事業などを通してまだまだ可能性を引き出しているということなどを紹介しました。
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 また、レストランゆりのきのシェフ伊藤と山中からは、内藤とうがらしを用いたオリジナルメニューを説明しました。
 とうがらしの出汁に炊き込んだご飯や、茎を煎じたお茶、スイーツやココアなど、さまざまな料理への活用方法を紹介しました。
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 日本で復活を成功させた内藤とうがらしプロジェクトの取り組みを、韓国の事業の参考とすることが今回の視察の目的でしたが、歴史や文化を受け継いでゆくために、植物を守ることの大切さについてお互いに学ぶ機会にもなりました。
 
 今年も「10月4日は内藤とうがらしの日!」を合言葉に、10月1日より内藤とうがらしフェアを開催しますので、みなさま是非ご来園くださいませ。

2016年9月 4日 17:00

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