第4回 歴史的巨樹を巡る~プラタナス編~

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 台風7号が過ぎ去り、台風一過の雲一つない快晴となっています。朝から気温がぐんぐんと上がり、開園間もなく30℃を越えました。ご来園されたお客様は、清涼を求めて木陰を渡りながら園内散策を楽しまれていらっしゃいます。
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 新宿御苑は3つの異なる庭園がご覧いただけるのが特徴ですが、新宿門から入られて園内の一番奥に位置するフランス式整形庭園。フランス式整形庭園は中央にバラ花壇、左右にプラタナス並木が4列配された庭園です。整列して植栽されたプラタナス並木は全長は約160メートルあり、ひと際目を惹きます。
 
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 プラタナスとは、スズカケノキ科スズカケノキ属の植物の総称のことで、スズカケノキ、アメリカスズカケノキ、モミジバスズカケノキの3種類の木が「プラタナス」と呼ばれています。新宿御苑のプラタナスは、ほとんどがモミジバスズカケノキで、園内各所に約220本あります。そのうちの約160本が並木に植栽されています。
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 夏の時期には、木陰のベンチでのんびりと読書する方や風景のスケッチをなさる方の憩いの場となります。
 また、秋の紅葉シーズンや冬の雪など、四季折々に楽しめる並木道の景色もみどころです。
 
 毎年恒例の新宿御苑フォトコンテストでも、園内屈指の人気撮影スポットとなっています。
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【2015新宿御苑フォトコンテスト子どもの部入賞作品
「ずっと続く」 勝股 千遥さん
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【2014新宿御苑フォトコンテスト入賞作品】
「二人の世界」 菊地 豊さん
 
>>新宿御苑フォトコンテスト入賞作品はこちらのページよりご覧いただけます。
 
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 こちらは新宿門近くのモミジバスズカケノキです。プラタタナス並木に植栽されている木は細身ですらっと天に向かって伸びていますが、こちらの木はどっしりと佇んでいます。実はどちらの木も同い年なんですよ!
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 生長の違いは、育った環境にあります。
新宿門近くの木は、手を加えず自然のまま自由に枝を伸ばし生長しましたが、プラタナス並木の木は毎年冬に伸びた枝を剪定して樹形を整えています。まるでロウソクみたいですね。
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(冬のプラタナス並木の様子)
 
 街路樹などでよく見かけるプラタナスですが、新宿御苑が発祥の地となっているのをご存知ですか?
 モミジバスズカケノキは、明治20~30年代に日本で初めて新宿御苑に植えられた国内で最も古い歴史のある木といわれています。
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 国産第一号のイチゴ「フクバイチゴ」を作出した福羽逸人が、明治25年頃に高さ約1mのモミジバスズカケノキを園内に3株、植栽したという記録があり、明治30年には、海外より種子を輸入して、栽培を行い全国各地に広まっていったそうです。

2016年8月17日 11:16

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