新宿御苑の庭園を守るために

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 新宿御苑にはイギリス風景式庭園、フランス整形式庭園、日本庭園と3つの庭園が巧みにデザインされています。なかでも一番広い庭園が、広大な芝生に、巨樹が点在する牧歌的な風景が特徴のイギリス風景式庭園です。
 堂々と巨樹がたたずむ芝生の奥に新宿副都心のビルが借景となり、都会のオアシス・新宿御苑を代表する景観となっています。
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【2015新宿御苑フォトコンテスト入賞作品】
「かしきり」 米本 周子さん
 
>>新宿御苑フォトコンテスト入賞作品はこちらのページよりご覧いただけます。
 
 
 にぎやかなセミのコーラスが響き、トンボが飛びかう園内。暑い季節は生きものたちが元気いっぱいに活動する季節ですが、一年でもっとも緑が印象的な季節でもありますね。
 とくに、ふかふかした青い芝生を魅力に感じるお客さまも多いようで「御苑はいつも芝生がきれいですね」「これだけ芝生が広いとお手入れも大変でしょうね」などなど、芝生にまつわるさまざまなお声を寄せていただきます。
 
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 いつも芝生がきれいな秘密は、こまめなお手入れにあります。
 夏から秋にかけての暑い時期は草木がぐんぐんと伸びるので、草地や芝生地を中心に、庭園担当職員が定期的に草刈り作業を行っています。
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 芝生を近くでよく見てみると、刈られた芝生の葉先が同じ高さで整えられている様子が観察できます。
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 広くて平坦な芝生地は、大型の芝刈機を使って、休園日を中心に作業を行います。
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 樹木が多い場所や植え込みの中、傾斜のある場所などは、芝刈機での作業が難しくなります。こうした場所は職員が刈払機を使って、草刈り作業を行います。
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 芝生のなかには、しばしばメヒシバやオヒシバ、スズメノカタビラといった雑草が生えてくることがあります。こうした雑草も丁寧に除草作業を行います。
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 最後に芝生地や園路に散らばった刈り草を集めます。まとめた刈り草はごみとして捨ててしまうのではなく、必要に応じて植栽エリアへ戻す等して、発生材のリサイクルに取り組んでいます。
 このほかにも落ち葉で作った腐葉土の活用など、日ごろより自然環境資源の循環利用に取り組んでいます。
 
 新宿御苑では木々が自然樹形でのびのびと生育できるよう作業を行うとともに、お客さまに安全・快適に園内をご利用いただけるよう、季節や植物の生育等にあわせた庭園管理を行っています。
 作業中はご不便をおかけしますが、ご理解ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
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 8月7日の立秋を過ぎ、暦の上では季節は秋をむかえました。
 一年で一番暑さの厳しい頃ではありますが、7日の記事でご紹介したサンゴジュの実など、秋のみのりの季節にむけて、いろいろな草木の実も熟しはじめています。
 都会のオアシス・新宿御苑で、憩いのひとときをお楽しみください。

2016年8月10日 12:00

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