夏の花が彩る丸花壇&三角花壇

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 先日お客さまから「夏のお花畑もきれいですね」とのお声をいただきました。お客さまがご覧になった「花畑」とは、イギリス風景式庭園にある2つの花壇のこと。大温室前には丸い形にデザインされた「丸花壇」、中央休憩所近くには三角形にデザインされた「三角花壇」があります。
 花壇は四季折々に花が楽しめるよう、担当職員が定期的に植え替えと管理を行っています。
(写真:丸花壇)
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 いま丸花壇に咲いているのは、色とりどりのポーチュラカ(Portulaca oleracea)と、赤いペンタス(Pentas lanceolata)です。
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 ポーチュラカ(Portulaca oleracea)はブラジル原産の多年草ですが、寒さに弱いことから一年草として扱われています。
 別名ハナスベリヒユ(花滑りひゆ)とも呼ばれ、赤や白、ピンク、オレンジ、黄色、絞りなど、花色がとても豊富です。
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 花壇いっぱいに咲いた景色はまさに花畑。にぎやかな色彩は、まるで小さな女の子たちがおしゃべりを楽しんでいるかのようですね。
 花言葉は「無邪気」「可憐」と、かわいらしい花姿の印象そのままの花言葉が付いています。
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 ペンタス(Pentas lanceolata)は熱帯東アフリカ~イエメン原産の多年草で、こちらも寒さにはやや弱め。別名クササンタンカ(草山丹花)とも呼ばれています。
 花色は赤や白、ピンク、紫色などさまざまですが、丸花壇には鮮やかな紅色のペンタスを植栽しています。
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 ペンタスという名前はラテン語で数字の「5」を意味する「pente」に由来します。名前のとおり花びらは5枚で、星の形をしているのが特徴です。
 お星さまにちなんでか、「願いごと」「希望がかなう」という花言葉が付いています。
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 三角花壇には現在、温室の栽培植物である真っ赤なベニヒモノキ(Acalypha hispida)、カラフルな葉っぱのアカリファ・ウィルクシア(Acalypha wilkesiana)と、トレニア(Torenia fournieri)を植栽しています。
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 ベニヒモノキ(Acalypha hispida)は西インド諸島原産の多年草です。ふわふわの毛糸のような花が特徴で、ベニヒモノキというユニークな名前もこの花の形から付けられました。
 動物のしっぽのようにも見えることから、近縁種の仲間をまとめて「キャッツテール」の名前で呼ばれることも。
 猫らしく「自由気まま」という花言葉が付いています。
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 アカリファ・ウィルクシア(Acalypha wilkesiana)は、さきほどご紹介したベニヒモノキの仲間の園芸品種です。
 花は小さく目立ちませんが、葉っぱの色や形、大きさにさまざまな違いがあり、葉を楽しむ観葉植物として栽培されています。
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 トレニア(Torenia fournieri)の仲間はアジアからアフリカにかけて自生していますが、本種は園芸品種の一年草です。
 真夏でもスミレ色の花が咲き続けることから、別名ナツスミレとも呼ばれています。
 草丈は小さな花ですが、ぱっちりおめめのような花が目をひきますね。花同士が寄り添うように咲く印象そのままの「大切な人のそばで」という花言葉が付いています。
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 見渡す限り一面に広がる緑の芝生に、空に向かってぐんぐんと枝葉をのばす木々。樹上からはにぎやかなセミのコーラスが降りそそぎます。
 夏はいろいろな生きものたちが元気いっぱいに活動する季節ですが、御苑の庭園の魅力ともいえるのが、ひときわ色味が深まる芝生や草木などの緑ではないでしょうか。
(写真:イギリス風景式庭園)
 
 一年でもっとも緑が美しい夏だからこそ、咲きほこる夏の花の彩りも、より印象的に感じられるものかもしれません。
 新宿御苑で憩いのひとときをお楽しみください。

2016年7月26日 13:00

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