新宿駅周辺防災対策協議会セミナーに参加しました

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 6月17日に新宿駅周辺防災対策協議会および新宿駅周辺地域都市再生緊急整備協議会の主催により、防災セミナー「新宿駅周辺地域が一丸となって防災・まちづくりに取り組もう!!」が開催されました。
 
 2016年度第1回目となる今回のセミナーでは、これまでの訓練成果をもとに新宿駅周辺地域の防災対策「新宿ルール」実践のための行動指針を定めるとともに、“まちづくり”と“多様な人々の協業”をキーワードにした先進的な防災活動を学びました。
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 まずはじめに、NPO法人プラス・アーツ理事長、デザイン・クリエイティブセンター神戸副センター長を務める永田宏和氏を講師にむかえ、「地域をつなぐ場づくり、人づくり~プラス・アーツ、KIITOの活動を事例に~」と題した講演が行われました。
 永田氏は「防災+クリエイティブ」をコンセプトに、地域や企業、行政と協働しながら、地域や人を巻き込むユニークな防災啓発活動に取り組んでいます。
 
 おもな防災啓発活動のひとつが「イザ!カエルキャラバン!」です。
 従来の防災訓練には“むずかしい”“楽しくない”というイメージから、参加者が少ないという一つの課題がありました。また、防災訓練は一度やれば終わりというものではなく、繰り返すことが大切です。
 こうした防災訓練を、ゲーム形式で学べるイベントにすることで、楽しみながらしっかり学べる、子どもやファミリーでにぎわう新しい防災訓練になりました。
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 このユニークで先進的な防災訓練は海外からも注目されており、日本のみならず、インドやタイ、モンゴル、フィリピンなどのアジアを中心に世界各地へと広まっています。
 各地域ごとに頻発する自然災害にあわせて訓練内容が変化するとともに、搬送資材としてインドネシアではバティックが使われる等、“地域にあわせる”“地域にあるものを使う”ローカライズが特徴なのだそうです。
 
 それぞれの地域には、絵が得意な人、手芸が得意な人、日曜大工が得意な人、運動が得意な人など色々な特技を持った、さまざまな年代、性別の人がたくさん暮らしています。予算があまりない地域でも、地元の人の特技をいかして、防災訓練で使う道具や資材を手作りされています。
 地元の人が訓練の中心となることで、訓練にも愛着が湧き、地元で継続して取り組まれる活動として育まれているそうです。
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 日本は地震大国ともいわれるとおり、地球上で発生するM6以上の地震のうち、およそ20%が日本で発生しているといわれています。
 また、地震のみならず、台風や津波、豪雨、豪雪、洪水、火山噴火など、さまざまな自然災害にも見舞われます。しかし、自然災害の多い国だからこそ、防災知識が充実した国ともいえます。
 日本は世界に向けて、伝統的な日本文化とともに、高い防災知識力もPRできるポイントのひとつでは、と話しました。
 
 続けて、新宿区危機管理担当部危機管理課長の鯨井庸司氏より、「新宿ルール実践のための行動指針」に基づく今後の取り組み等についての説明が行われました。
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 昨年の平成27年度においては、実践的な訓練を中心に、2015年10月1日10月14日10月15日10月29日11月5日12月9日と続けて実動訓練に取り組み、12月4日には訓練成果の検証会が行われました。(新宿御苑としてはその後も、2016年1月15日の防災シンポジウム2月22日には自主防災訓練に取り組んでまいりました。)
 
 新宿区では、これまでの取り組み成果や意見、提案をもとに「できる人が できることを みんなでやる」をコンセプトに、
①むやみに移動しない
②現地本部を中心に連携する
③地域で傷病者に対応する
という3つの行動指針を定めました。
 
 この行動指針に基づき、災害発生からのフェーズ(時間軸)ごとに、滞在者、事業者、特定の組織・拠点(避難場所、新宿区、鉄道事業者等)の3つの主体について、主だった行動を整理しました。
 今年は災害発生時の新宿駅周辺地域の対応を定めた「新宿ルール」および「新宿ルール実践のための行動指針」の来街者、地域、事業者等への周知や、マニュアル整備、検証を重点的に取り組みます。
 
 新宿御苑では、今後も防災対策・訓練を通じて、職員の防災応急技能向上を図るとともに、新宿区の地域防災力の向上に協力してまいります。

2016年6月17日 18:00

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