シックな装いアメリカキササゲ

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 朝方は灰色の雲が空を覆っていたものの昼に近づくにつれて、雲間からはときおり薄日が射し始めました。それでも、ひんやりとした空気が流れる気持ちの良い散策日和となりました。今日もたくさんの遠足のお子さまが訪れて、園内は元気な明るい声が響き渡り、活気にあふれています。
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 ツツジ山ではアメリカキササゲがみごろをむかえています。
 アメリカキササゲは、北アメリカ原産の落葉高木で、果実の形が豆のササゲに似ているのでこの名前がついたそうです。明治20~30年代にヒマラヤスギやラクウショウなどとともに渡来しました。日本で初めて新宿御苑で栽培が始められ、国内で最も古い歴史のある木のひとつといわれています。
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 その当時、植えられたといわれるアメリカキササゲは、数十年前の落雷により、幹が折れてしまいました。残っている枯れた幹の太さから、かなりの大木たったことが分かります。その後、樹木治療が施され、現在はひこばえが3メートル程に育ち、今年は綺麗な花をたくさん咲かせています。植物の強い生命力を感じる嬉しい姿です。
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 白い花びらにあずき色と黄色の斑点が入り、シックな色合いが魅力的です。この模様は花粉の運び手の虫に蜜のありかを示す密標(ハニーガイド)であると考えられています。誘われて蜂が入っていく姿も見られるかもしれません。
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 小さくて硬そうな蕾が割れるように開くと、どうやって入っていたのかとびっくりするほど豊かな花びらが溢れて出てきます。可愛らしい妖精のドレスのようにも、ポップコーンのようにも見えますね。
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 天候にもよりますが、今週いっぱいはお楽しみいただけそうです。
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2016年5月31日 14:51

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