青空の下♪ロングテーブルで「いっしょに食べよう!」

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 今日は雲一つない快晴で休日ということもあり、朝からたくさんの家族連れの方がご来園しています。新宿御苑では、5月20日(金)~22日(日)の3日間『第11回ロハスデザイン大賞2016 新宿御苑展』が開催されています。
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 『ロハス』とは、健康と環境に配慮したライフスタイル(Lifestyles Of Health And Sustainability)の略称で、人間と地球が共存できる持続可能な社会を実現するモノや考え方、行動をロハスデザインといいます。6月5日(日・環境の日)の大賞発表に先駆け、その最終エントリー作品を各ブースに展示されており、お子さまから大人の方まで、だれもが楽しめる展示やイベントが行われています。
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 私たち国民公園協会新宿御苑では、イギリス風景式庭園の芝生広場で『隣人祭り・LONG TABLE』に参加協力しました。
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 隣人祭りとは、テーブルを囲んでお隣さん同士、会話を楽しみながらお食事をしていただくコミュニケーションイベントです。
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 初めに発案者のスティーブさんからは「近所の人たちと一緒に食事をすることで交流を深め、助け合っていけたらいいですよね。」とご挨拶がありました。さわやかな青空の下、200人のお客さまが大きな声で「いただきます!」をして、お弁当を楽しみました。
 
 今回のメニューは「外来種をおいしく食べて環境保全」をテーマに、特製「ザリガニカレー御苑ゆかりの野菜添え」とデザートをご用意しました。カレーには外来種であるウチダザリガニを使用しています。
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 ウチダザリガニはアメリカ北西部原産の淡水ザリガニの一種で、日本には天然分布していない外来種です。1920年代に食糧難解決策として北海道の摩周湖に持ち込まれましたが、あらゆる環境に適応するので、その後、北海道のあちらこちらの河川や湖沼、東北などに生息が広がりました。
 
 ウチダザリガニは魚や貝、エビ、水生昆虫、水草など何でも食べてしまうので、ほかの生きものそのものだけでなく、住みかや卵を産む場所もなくなってしまいます。また、日本には日本在来のニホンザリガニが生息していますが、体の大きいウチダザリガニとの競争に負けて、数を減らしてしまうことが心配されています。
 現在は環境省指定特定外来生物で、日本の侵略的外来種ワースト100に選定されています。
 
 外来種のウチダザリガニを食べることで、環境を守ることにもつながる特製ランチメニュー。
 本日のメニューを企画したレストランゆりのきの山中シェフからは「あまり馴染みのないザリガニを美味しく食べやすいようにカレーソースで仕上げました。ウチダザリガニは食べることによって環境保全につながり、しかも美味しい食材です。」と紹介がありました。
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 また、ザリガニは新宿御苑にゆかりのある食材のひとつでもあります。
 明治時代、農業試験場だった新宿御苑に勤めていた福羽逸人は、大正天皇の即位礼「大饗」において、国産食材のみを用いたメニュー作りにこだわりました。ザリガニは実際に北海道まで出向き、自らの舌で素材の味を確かめて、ザリガニを使ったポタージュというメニューを考案しました。
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 「隣人祭り」は明日も開催予定です。
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2016年5月21日 15:00

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