カメが地面を歩いているのは何でかな?

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 ここ最近、お客さまからよくいただくお問い合わせに、「カメが地面を歩いているのですが、どうしたら良いですか?」というものがあります。カメというと水辺の生きものというイメージがあるためか、園内で地面を歩くカメと出会って、驚くお客さまも多いようです。
 
 5~7月はちょうどカメの産卵シーズンで、地面を歩いている理由は卵を産むためです。新宿御苑の池にはクサガメやスッポンなどいろいろなカメが暮らしていますが、毎年この時期になると、お母さんカメが卵を産むため陸に上がってきます。
 
 カメラに親しむ恒例行事「新宿御苑フォトコンテスト」でも、地面を歩くカメを題材にした入賞作品があります。
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【2008新宿御苑フォトコンテスト入賞作品 入選】
「まさか!スッポンでした」伊藤義一さん
 
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 カメは産卵する前に、まず地面に穴を掘ります。後ろ足をつかって丁寧に土に穴を掘り、卵を産んだ後は土をかぶせて卵を隠します。無事に産卵を終えると、再び池に帰ってゆきます。
(写真:後ろ足で土を掘るスッポン)
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 地面を歩くカメをはじめてご覧になる方はびっくりされるかもしれませんが、カメたちは産卵場所を探していたり、池に帰ろうとしているところです。どうぞあたたかく見守ってあげてくださいね。
(写真:クサガメの赤ちゃん/卵は翌年の春に孵化します)
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 「ぜひカメを観察したい!」という方は、母と子の森へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
 新宿御苑は約18万坪、外周およそ3.5キロにもなる広大な庭園です。動き回る小さなカメを観察したいと思っても、なかなか出会うのは難しいもの。そんなときは、生きもの観察にぴったりの場所へ行ってみましょう。
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 御苑の敷地の西側に位置する「母と子の森」は、武蔵野の雑木林を思わせる自然観察フィールド。こちらでは雑木林に多い樹種を中心にさまざまな草木が見られ、野鳥や昆虫などさまざまな生きものが観察できます。
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 森の中には大きな池が二つありますが、しばしば水面の石の上で甲羅干しをするカメの姿を見かけます。カメたちにとって甲羅干しは健康維持に欠かせない大切なこと。今日のような太陽がまぶしいお天気には、ここぞとばかりに池から上がってきます。
(写真:クサガメ)
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 カメたちのなかでも甲羅干しにぴったりの場所(=人気の石)はあり、ときにはひとつの場所をめぐって、おしくらまんじゅうのようになることも。
(写真:小さいクサガメも石に上がりたいようですが・・・)
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 お互いにゆずりあったり、知らんぷりしながら、それぞれに甲羅干しをしているようです。
(写真:大小のクサガメとスッポン)
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 母と子の森以外にも園内には大小さまざまな池があります。だんだんと日ざしも夏めいてきましたが、これからよく晴れた日には、カメが甲羅干しする姿を見かけることが多くなるかもしれません。
 (写真:中の池のスッポン) 
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 新宿門横のインフォメーションセンターでは「カメについて知ろう!」をテーマに、カメの特徴や生態などを展示でご紹介しています。ご来園の際には、ぜひインフォメーションセンターにもお立ち寄りください。
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 さわやかな緑まぶしい初夏の新宿御苑で、都会の森に暮らす生きものたちに親しんでみませんか。
(写真:イギリス風景式庭園)
 
■新宿御苑の庭園を守るために■
 新宿御苑では、園内の動植物や施設を守り、他のお客様にも楽しくすごしていただくため、次に掲げる行為はご遠慮願っております。
 みなさまのご協力をお願いいたします。
 
【動植物を傷つける以下の行為】
 ・植物を採ったり傷つけたりすること
 ・哺乳類、鳥類、魚類等動物を捕まえたり傷つけたりすること
 ・園内の木に登ること
 ・園内の動物にえさをやること
 

2016年5月18日 11:00

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