【イベント予告】5/31~6/12「日本絶滅危惧植物展」を開催します

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 5月31日(火)より新宿御苑で「日本絶滅危惧植物展」を開催します。
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 環境省の主唱により、6月5日は「環境の日」、6月の1ヶ月間は「環境月間」とされています。これは1972年6月5日にストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念して定められたもので、世界各地で環境の保全についての関心と理解を深め、行動に繋げることを目的としたイベントが開催されます。
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 新宿御苑では6月の環境月間にあわせて、5月31日(火)から6月12日(日)の期間に、大温室で「日本絶滅危惧植物展」を開催します。
 絶滅危惧植物を守るためのさまざまな取り組みをパネルでご紹介するとともに、新宿御苑で栽培している日本の絶滅危惧植物も展示します。
 また、6月4日(土)および6月5日(日)環境月間にちなみ無料開園いたします。
 
 (写真:大温室)
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 絶滅危惧種とは、絶滅のおそれのある生きもののことをいいます。
 環境省では、日本に生息または生育する野生生物について、絶滅のおそれのある種をカテゴリーごとにまとめたリストを作成し『レッドリスト』として発表しています。おおむね5年ごとに全体的な見直しを行っており、2012年度に環境省第4次レッドリストを公表しました。
 
 この「レッドリスト」で絶滅のおそれがあるとされた種がどんどん増えているのはご存知でしょうか?
 絶滅のおそれのある種(絶滅危惧Ⅰ類(CR、EN)および絶滅危惧Ⅱ類(VU)の総数は、2006~2007年に公表された第3次レッドリストでは3,155種でしたが、最新の第4次リストでは422種増えて3,597種となりました。評価対象の拡大といった事情はありますが、日本の野生生物が置かれている状況は厳しくなっていることが分かりました。
 このうち維管束植物は種全体の25.4%、じつに4種のうち1種が絶滅のおそれのある種となっています。
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 環境省では、絶滅の危機にある野生生物の現状を的確に把握するとともに、特に保護の優先度が高い種については、さらに生息状況等に関する詳細な調査の実施等により情報収集を行い、その結果および生息・生育地域の自然的・社会的状況に応じて「絶滅のおそれのある種の保存に関する法律(種の保存法)」に基づく国内希少野生動植物種に指定する等、必要な保護措置を実施しています。
(写真:大温室内の「日本の絶滅危惧植物」ミニ展示)
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 野生生物は本来の自生地で保全することが原則ですが、生息域内での存続が困難な状況に追い込まれた種を守るため、一時的に生息域外において保護することも重要です。
 新宿御苑は、社団法人日本植物園協会の植物多様性保全拠点園として、また、植物園自然保護国際機構(BGCI)が定める「植物園の保全活動に対する国際アジェンダ」の登録園として、絶滅危惧植物の生息域外保全に取り組んでいます。
 (写真:アポイマンテマ/絶滅危惧ⅠA類(CR))
 
 種の保存法に基づく国内希少野生動植物種としては、ハナシノブの系統保存を行っているほか、4種(アマミデンダ、オキナワセッコク、ムニンノボタン、ムニンツツジ)を栽培しています。
 そのほかにも、レッドリスト記載種の約170種(うち絶滅危惧種約140種)について、温室などを活用した栽培を行っています。
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(写真:大温室内)
 
  また、2008年10月から絶滅危惧植物の種子保存を行っています。種子は植物そのものに比べて小さいため、取り扱いがしやすく、場所を取らずに保管することができます。万が一、野生の植物が失われても、種子から栽培して増やしたり、自然に戻したりと、研究・保護活動への活用が期待されています。
 日本植物園協会および各植物園などと連携して、全国から種子とその自生地の情報を収集し、御苑内の施設で長期保存を行っています。
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 今回の展示では、こうした植物の重要性にスポットをあて、絶滅危惧植物を守る新宿御苑の取り組みと、御苑内の施設で保全を行っている日本の絶滅危惧植物を展示いたします。
 環境月間の6月、私たちと植物のつながりについて考えてみませんか。
 みなさまのご来場をお待ちしております。
 
■日本絶滅危惧植物展■
【会期】平成28年5月31日(火)~6月12日(日)
【会場】新宿御苑 大温室
【開館時間】9:30~15:30(15:30入館終了、16:00閉館)

2016年5月29日 09:00

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