レリア シンジュクが展示されています!

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 ここ数日、ぽかぽかと暖かな日が続いていましたが本日は一転、灰色の雲が空一面を覆い気温が約5℃前後までしか上がらず肌寒い日となっています。ご来園されたお客様もダウンジャケットに手袋、マフラーを巻いて園内散策を楽しまれていらっしゃいます。
 こんな寒い日には、暖かな温室鑑賞はいかがでしょうか?現在、温室の正面入り口を入ってすぐの所に、「レリア シンジュク(旧ションボレリア シンジュク)」の鉢を展示しています。
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(レリア シンジュク)
 このランは、新宿御苑が洋ラン栽培に力を入れていた昭和9年(1934)に御苑で交配育成されたものです。レリア シンジュクの隣には交配の元となった、レリア ウンドゥラタ(ションブルキア ウンドゥラタ)、レリア スペルピエンシスも一緒に展示されています。見比べてみると両親の特徴がよく出ていますね。
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(レリア ウンドゥラタ)
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(レリア スペルピエンシス)
 
 新宿御苑が日本の本格的な洋らん栽培の発祥の地といわれているのはご存知ですか?その歴史は御苑が植物の栽培試験場だった明治時代にまでさかのぼります。明治8年(1875)に無加温の温室が完成し、明治25年(1892)に加温式の洋風温室が建築され、日本ではじめて温室を用いたラン等の花き栽培が行われました。
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(写真:明治40年(1907)の温室の外観)
 
 大正から昭和のはじめにかけては、特に洋ランの交配にも力を入れ、カトレヤ・シンジュクなど、新宿の名を冠した独自品種を多数作出しました。
 
 昭和20年(1945)の空襲により、園内はほぼ全焼という大きな被害を受けましたが、わずかに残った洋ランなど貴重な植物は、園内で集めた薪を燃やした熱を使って越冬させることで、なんとか守ることができ、今日に伝えられています。現在は、戦前に作られた古い品種や御苑で生まれた独自品種のほか、野生ラン(原種)の保護栽培にも取り組んでいます。
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2016年1月29日 15:58

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