地面にポコポコッ♪土の小山はだれが作ったの?

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 新宿御苑を散策していると、園内各所の土や芝地で、小さな土の山を見かけることがありませんか?ときには、なぜこんな場所に土の山が?と不思議に思うような場所で見かけることも。
 しばしばお客さまからも「あの土の山は何ですか?」「新しい植物を植えるのですか?」といったお問い合わせをいただきますが、じつはこの土の小山は、とある動物が作ったものです。さていったいどんな動物だと思いますか?
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 正解はモグラでした。
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 日本には全国各地に7種類のモグラがいるとされますが、新宿御苑にはおもに東日本に分布するアズマモグラが生息しています。
 モグラは潜る(もぐる)に似た響きの名前からも分かるように、地下でくらす哺乳類です。大きさは手のひらサイズの動物ですが、体の割に大きな前足を使い、土の下になんと最長300メートルにもなる長いトンネルを掘って生活します。
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 (写真のモグラはうっかり地上に出てきてしまったところを撮影したものです。普段は土の下で暮らしています。)
 
 モグラにとってトンネルは、エサとなるミミズを探すための場所。広い場所があれば、より多くの食べものを集めることができますね。しかし、新しくトンネルを掘ると、いらない土がたくさん出てしまいます。そこで、モグラは土を地上へ押し出して土捨て場にするので、地上にはたくさんの土の小山が出来あがります。モグラが作る小山であることから、別名「モグラ塚」とも呼ばれています。
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 モグラそのものは滅多に地上に出てきませんが、モグラ塚はほぼ一年中、園内のあちらこちらで観察できます。姿は見えなくても、こうした生きものたちのフィールドサイン(痕跡)を通して、新宿御苑での生きものたちの暮らしぶりを知ることができますね。
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 今日の東京はすっきりと晴れた日曜日となりました。ぽかぽか太陽のぬくもりも心地よい園内。いち早く開花したサービスセンター近くのカンザクラ前は、写真撮影を楽しむお客さまで大変にぎわっていました。
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 そんなカンザクラのすぐそばにも「ポコポコッ♪」と、いくつものモグラ塚が見つかりました。
 四季折々に咲く花とともに、ぜひ御苑の生きものたちの暮らしぶりにも注目してみてくださいね。

2016年1月24日 14:00

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