園内最後の紅葉スポット!モミジ山が秋色に染まりました

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 「新宿御苑はまだ紅葉が見られるんですか?」とお客さま。先日の12月らしからぬ大雨と強風で、落葉を心配なさってのお問合せでした。
 今年の都内の紅葉は、例年よりも約1週間ほど遅れての色づきとなりましたが、12月も折り返しをむかえ、そろそろ落葉もすすみ、終盤に差し掛かっているようです。
 
 新宿御苑でも、園内各所で木々が落葉しはじめていますが、場所によっては、まだまだ紅葉が楽しめるエリアもあります。そのひとつが、先日みごろをお知らせしたモミジ山。御苑で最後に色づく紅葉スポットです。
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 モミジ山は名前のとおり、小高い山のような斜面に、60本ほどのカエデの木が自然のままに育っています。下の池に面した北側、千駄ヶ谷外周の南側で日照条件が異なるので、日光にめぐまれて鮮やかに紅葉する木もあれば、しっとりと落ち着いた色彩に染まる木もあるので、木によって色づきの具合もさまざまです。
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(写真:モミジ山の南側)
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 モミジ山ならではの魅力のひとつが、赤や黄色、オレンジ色に染まったカエデの木が織りなす色彩のハーモニー。
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 メインカラーは真っ赤というよりも、あたたかみのあるオレンジ色でしょうか。ところどころ赤や黄色の葉がまじりあい、錦絵のような秋色のグラデーションが楽しめます。
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 ここモミジ山のほぼ中央に堂々とたたずんでいるのが、2本のモミジバスズカケノキです。樹高およそ40メートル、幹回りは4メートルを超える巨樹が、向かい合わせに並びます。大地にしっかりを根を張った姿は、まるで山の主のような存在感です。
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 モミジバスズカケノキを見上げてみると、真っ赤に染まったカエデの枝が、巨樹のまわりをぐるりと取り囲み、まるで王様の冠のようにも見えますね。
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 おそらくモミジバスズカケノキの方が先にこの場所に根付いてたため、カエデはスズカケノキの幹をよけながら枝を伸ばし、生長していったのでしょう。植物が持つしなやかさが感じられますね。
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 モミジバスズカケノキの足元を見ると、足がすっぽり埋もれてしまうほどの落ち葉じゅうたんが広がります。ミルクティー色に染まった大きな落ち葉はモミジバスズカケノキ。赤や黄色に色づいた、赤ちゃんのような小さな落ち葉はカエデの葉っぱです。踏みしめると、サク♪サク♪と季節の音色が聞こえてきます。
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 燃えるような真っ赤なカエデも、あと数日もすると、この落ち葉じゅうたんの上へ、新しく色を重ねてゆくのかもしれません。
 お天気や時間帯によっても、さまざまに変化する紅葉の色彩。いま見ているこの景色も、今日だからこそ出会えた自然の表情なのでしょうね。
 
 お天気にもよりますが、20日(日)頃までは、モミジ山でみごろの紅葉を楽しめそうです。
 秋色に染まる新宿御苑で、憩いのひとときをお過ごしください。

2015年12月15日 12:00

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