桜の変わりもの?イヌザクラがみごろです

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 今日は4月最後の土曜日。ここのところお天気の良い日が続きますが、この週末もすっきりと晴れた行楽日和となりました。晩春に咲く遅咲きの八重桜も、花を風に舞い散らせており、木の足元にはピンク色の花びらのじゅうたんが広がります。

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 (写真:レストハウス近くのカンザン)
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 園内散策をしていると、うっすらと汗ばむほどの陽気とあって、日傘を差す方や上着を脱いでいらっしゃる方の姿も目立ちます。桜シーズンも終わり、色とりどりのツツジの花や、芽吹いた新緑が鮮やかになってきましたが、ちょうどこの頃に開花する“サクラ”があるのはご存知でしょうか?
 (写真:ツツジ山)
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 それはこちらのイヌザクラ。中の池近く(千駄ヶ谷門側)で、水面に向って大きく枝を伸ばし、もくもくと若葉の茂った姿をしています。「ピンク色の花が咲いているようには見えないけれど…」と不思議に思う方もいらっしゃるかもしれません。
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 こちらがイヌザクラの花。バラ科サクラ属の落葉高木ですが、ピンク色で5枚の花びらではなく、動物のしっぽを思わせる白く細長い形をしています。おなじみの桜の花らしからぬ色や形に、お客さまからは「えっ?これも桜なんですか?」といった驚きの声をいただきます。
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 イヌザクラという名前は、漢字で「犬桜」と表しますが、もともとは「否(いな)=違う」という意味に由来するものといわれています。ソメイヨシノをはじめとするサクラの仲間でありながら、サクラのようには見えないというところから名前が付けられたと考えられています。
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 「じゃあサクラのニセモノなの?」なんて声も聞かれましたが、いっぷう変わった花姿も“サクラ”という大きなグループのなかでは個性のひとつ。日本の花で、もっとも親しまれるサクラにさえ、こうしたまだまだ知られていない一面があるのだと思うと、自然や生きものの世界の奥深さが感じられますね。
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 4月も残すところあと5日。お出かけにピッタリのシーズンに、みどりあふれる新宿御苑に遊びに来てみませんか?
 (写真:イギリス風景式庭園)

2015年4月25日 13:20

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