中の池に架かる橋の近くではマンサクの花が咲きはじめました。気温はまだまだ低いですが、園内ではいろいろなところで小さな春を見つけることができます。
マンサク(満作)の名前の由来は、花が枝いっぱいに咲く様子を穀物がよく実る「豊年満作」にたとえたものという説や、春にいち早く花を咲かせることから「まず咲く」や「まんず咲く」と呼び、それが変化したものという説などがあります。
近づいて花を見てみると、縁日などでよく見かける笛のおもちゃ”吹き戻し”に似ています。花の咲きはじめはクルクルとまかれた状態ですが、これから徐々に”吹き戻し”に息が吹き込まれるように少しずつまっすぐに伸びていきます。
花はまだ目立ちませんが、みごろの頃には木を黄金色に染め上げるほどのたくさんの花を咲かせます。咲き進むのを楽しみにお待ちください。
2015年2月11日 10:24