新宿御苑のシンボルツリーにもなっている「ユリノキ」。冬になり木々の葉が落ちると、お客様から「ユリノキについているのはお花かしら?」というご質問を受けることが多くなってきます。
木を見上げると、枝先に花のようなものがたくさんついているように見えます。皆さま、何だか分かりますか?
これは集合果と呼ばれる果実が集まったものです。
花びらに見える部分は「翼果」と呼ばれ、一枚一枚の付け根に種がくっついています。ぱらぱらとはがれると、この花びら部分が翼の役目を持ち、風に乗って遠くへと種を飛ばします。ユリノキの花は、毎年5月のゴールデンウィークごろにお楽しみいただけます。
今日のように風が強い日には、ひらひらと風に舞うタネを見られるかもしれません。冬ならではのユリノキの姿をお楽しみください。
2015年2月 1日 11:00