親子写真教室「冬の新宿御苑撮影と野鳥グッズを手作りしよう!」

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 12月13日(土)に親子写真教室を開催しました。当日は、最高気温が13度、最低気温が2度の予報でした。朝は冷え込みましたが、日中は冬晴れで気持ちのいい一日でした。

 朝9時30分頃インフォメーションセンターに集合し、2階のレクチャールームで、写真家の木村正博先生と岡本洋子先生から「写真ってなぁに?」をテーマにお話を聞きました。撮影の心構えや、「ズームレンズに頼らず、被写体に近寄って撮影してみよう」「予備の電池をつねに携帯しよう」といったアドバイスを聞き、さっそく撮影へ出かけました。野鳥のエキスパートである岡安栄作先生も同行します。
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 まずは、インフォメーションセンター隣の新宿門へ。イチョウの紅葉がきれいだったので、上を見上げていたら、木の枝先に、大人のこぶし大の茶色いものを発見しました。どうやら、メジロの巣のようです。メジロは、子供たちにもお馴染みだったようで、「知ってる!」「まえに見たことある!」という声が聞こえました。岡安先生によれば、若鳥はすでに巣立ってしまったようでした。それでも、今日はさまざまな野鳥を観察できるかもしれないと、期待が高まります。
 
 新宿門から入ってすぐ、紅葉で美しいカエデが出迎えてくれました。子供たちは、さっそくカメラを構えて撮影をはじめます。保護者の方々には、木村先生から、お子さまのポートレイトの撮り方のレクチャーがありました。しばし周辺で撮影をしたのち、スイセン_のペーパーホワイトやニホンズイセン、そしてジュウガツザクラの花を見に行きました。ジュウガツザクラや、後述のヒマラヤザクラは、冬に咲くサクラです。ソメイヨシノなど春に咲くサクラより、やや小ぶりでかわいい花を見ることができました。
 この日は本当にいい天気に恵まれ、自然と笑顔になります。広い芝生へ元気よく駆け出す子もいました。
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 管理事務所付近では、ヒマラヤザクラが満開で、ヒボケやジャノメエリカの花も咲いていました。メジロがヒマラヤザクラの花蜜を吸っている姿を見られるかもしれないと期待しながら向かいましたが、残念ながら、私たちが着いたとき飛び立っていきました。ただ、別の場所を移動中にメジロ、シジュウカラ、ムクドリなどの野鳥が木々を飛び交う様子を観察できました。
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 そして、和紙の原料となるミツマタを見たり、丸花壇の色とりどりのパンジーを見たりしているうちに、あっという間に時間が過ぎていきます。イギリス風景式庭園を横切り、イチョウやカエデの紅葉を撮影しながら、レストランゆりのきへ向かいました。皆、カメラの構え方も身についてきたようで、もう立派な写真家です。
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 昼食前に、レストラン併設のエコハウスで工作をしました。岡安先生の指導のもと、野鳥の鳴き声を聞いたり、羽根のコレクションを見たりして、まずは野鳥について学習しました。つぎに、数種類ある野鳥模型のなかから、一人ひとつ選び、アクリル絵の具で色つけをしました。朝の嬉しい発見が印象に残ったのか、メジロが一番人気でした。模型に色を塗ったあとは、台座に差し込み、絵の具を乾かします。撮影時とはうってかわって、皆、口数も少なく集中して取り組んでいました。
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 工作後は、待ちに待った昼食です。この日の献立は、鹿肉のカレーライスと野菜のスープでした。レストランの伊藤シェフの説明を聞きながら、美味しくいただきました。苑内のレストランやカフェでは、内藤とうがらしなど新宿御苑にゆかりのある食材を使った料理を提供していて、エコクッキングという環境に配慮した方法で買い物、料理、片づけを実践しています。
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 午後の撮影では、風景の中に野鳥模型を置いて撮影するという一風変わった試みに挑戦しました。当初は母と子の森の中を撮り歩く予定でしたが、気温が上がらず寒かったため、急遽、玉藻池と大温室を回るコースへ変更しました。玉藻池への道すがら、旧御休所前で、白っぽいモジャモジャしたものが地面にたくさん落ちているのを発見しました。その正体は、ヒマラヤシーダーの雄花です。子供たちは「毛虫みたい‼」と恐る恐るのぞいていましたが、野鳥模型を置いて記念撮影をしていました。
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 そして、玉藻池でホシハジロ、キンクロハジロや、マガモを観察しました。実物のカモを背景に野鳥模型の写真を撮っているお子さまもいて、皆、カモを前に楽しんでいました。また、水を飲んでいるハクセキレイを間近に見ることができました。
 
 カモの観察後は、大温室の中へ。先ほどとは一転、「蒸し暑い!」という声があちこちから聞こえてきました。室温管理されていて、コートを脱いでも汗ばむほどの暑さです。さあ、身軽になったところで、撮影再開です。エキゾチックな植物やその花を、野鳥模型と一緒に撮影しました。保護者の方より、「普段は、温室に入っても、これほど時間をかけて回らないけど、よく観察するとおもしろいですね」というご意見をいただきました。
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 温室を一周したところで、そろそろインフォメーションセンターへ戻る時間です。イギリス風景式庭園を通り、新宿御苑の「ヘソ」に立ってあたりを見回したり、ビワの木などを見たりしながら、インフォメーションセンターへ帰りました。
 
 さて、皆さん、納得のいく写真は撮れたでしょうか。午後2時30分頃、ふたたびレクチャールームに集まり、木村先生、岡本先生、岡安先生のお話を聞きました。撮影後は、写真をコンピューターの画面で確認して、「お気に入りの写真を大きくプリントして飾ろう」というアドバイスがありました。カメラの液晶画面では見えない細部が、大きくプリントすると見えるのですね。撮影の上達の秘訣だそうです。
 最後に、子供たちには、お土産が用意されていました。気に入ってくれたかな?
 
 長かったようで短い5時間でした。写真教室を通して、写真がより好きになり、冬の新宿御苑の魅力を感じてもらえたら幸いです。この日は、よく歩いたので、心地いい疲労感が残り、ぐっすり眠れたのではないでしょうか。皆さん、お疲れさまでした。

2014年12月17日 12:24

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