夏の自然教室

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 7月21日(日)、御苑東部の清和院御門集合で夏の自然教室が開催されました。梅雨明け前の蒸し暑い気候でしたが、蝉時雨の中御苑の昆虫、きのこ、野鳥、植物の観察を楽しみました。
 野鳥は、現在シーズンのヒナの巣立ちについての解説でした。巣立ち間もない鳥は満足に飛べず、地面に落ちる事もありますが、必ずそばに親鳥がいてヒナにアドバイスを与えているので、そのままにしておくようにとの事でした。このような時に人が誤って保護すると、結果として親子を引き離す事になってしまいます。ただし車が通る路上など、あきらかに危険な場所の場合は近くの安全な草地や樹木に移してあげて欲しいとのお話もありました。
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 雨の多いこの季節はきのこにとってはベストシーズンです。今回も自然発生のきのこにたくさん出会えました。
 弱っているマツを土に戻す働きをする「カイメンタケ」や、「クサハツ」の仲間を鏡を使って裏側から観察したり、「ツチカブリ」をカッターで切り、断面から乳液のような汁が出る様子を確認したりしました。
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 昆虫の谷講師はセミのお話です。「トンボはホバリングできるのに、セミはなぜできないのか?」など、本物のニイニイゼミを使った身体の構造の解説がありました。そんな中でもお子さま達はセミの抜け殻を次々と発見。続いて抜け殻のオス・メス見分けの説明となり、最終的には参加者全員が見分けられるようになりました。
 同じく塚本講師は「スズメバチと仲良くする」という解説テーマでした。スズメバチと遭遇した際には姿勢を低くして静かに離れること、また攻撃とみなされるので決して手で払ってはいけないとのお話でした。
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 特に「クロスズメバチ」は小さく、ハエと見間違える事例も多いので注意が必要との事でした。
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 植物ではナンキンハゼとメタセコイアがテーマでした。ナンキンハゼは黄色い雄花が開花中で、ヒメウラナミジャノメ等の昆虫が頻繁に訪れていました。先が細くて長い房状の花の形は雨の雫が地面に落ちやすい構造で、雨の多い地域に多いナンキンハゼにとって枝が折れにくいというメリットがあるとの事です。
 メタセコイアはかつて絶滅植物とされていましたが1946年に中国で現存が確認、のちアメリカの調査隊が苗を持ち帰って育成された一部が日本にも送られ増えていったとの事です。材としては脆く利用されませんが、成長が早いため緑化に役立つというお話等がありました。

「京都御苑自然教室」は初心者向きの自然観察会として、一年に4回開催しています。次回は10月20日(日)予定です。詳細は京都御苑ニュース、苑内ポスター、ホームページ等で随時お知らせしています。

 

 

 

 

 

 

 

 



 


 

 

2019年7月26日 10:49

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