松のもみあげと剪定  -年末を迎えて-

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師走の京都御苑の風物詩、マツのもみあげと剪定をこのほど行いました。
毎年、この時期になるとマツのお正月支度が始まります。下枝まで日光が届くように古い葉を取り除き、樹木が成長すると庭の雰囲気に合わなくなってしまうため、混み過ぎた枝、枯れ枝や上方に伸びたり下方に垂れたりする枝を処理し樹形を整えます。この剪定には、『御所透かし』という技法があり、その技法に倣い、手入れ前後で著しい変化を見せないように樹木本来の形に仕立てます。
閑院宮邸跡の東門を入ったマツの植え込みは、アカマツとクロマツです。アカマツの葉は柔らかく古葉は落ちますが、クロマツの葉はチクチクと痛く簡単に落とせないので作業には時間がかかり、樹形に関係するため細心の注意を払っています。
九條池のほとり、拾翠亭の庭にもクロマツの植栽があり、高倉橋と拾翠亭側の双方から美しく見えるよう調整しつつ手入れを行いました。
こうして、今年も新年を迎える準備が整いましたが、晩夏の例年にない台風が御苑の景色を一変させました。大木が根こそぎ倒れたり、折れ枝や掛り枝があちこちで見受けられたり、このような経験は初めてのことと思われます。ご来苑の方々にご心配、ご迷惑をおかけました。しかし、危険度・利用度などを判別し、また、時代祭など催事にあわせ関連区域周辺や来苑者の目線にふれる区域の整備に重点をおくなど期日や区域を設定し景観を整えてまいりました。
皆様方が楽しみにされている梅林、桃林、サクラ等のダメージ、アオバズクの営巣環境の変化など気がかりはありますが、今後もさらに整備を進めてまいりますので、皆様のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

 

2018年12月19日 10:22

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