春の自然教室

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 4月22日(日)、御苑北東の石薬師御門前集合で、春の自然教室が開催されました。今回は290名の参加があり、近年での最高人数となりました。
 当日は4月らしからぬ真夏日となりましたが、日陰を辿りながら昆虫、きのこ、野鳥、植物の観察を楽しみました。
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 植物の解説では「サクラとウメの花の違いは?」という問いかけからスタートです。共に身近な花ですが、いざ説明するとなると考え込んでしまう様子の参加者もちらほらと。講師から「ウメは枝からいきなり花が1つずつ咲き、サクラは枝分かれして4つ位の花が咲く」と説明があった後、今回のテーマの1つのウワミズザクラを観察しました。幹や葉はサクラそのものですが、ブラシの様に咲く花は良く知るサクラの姿とも異なります。
 開花までの過程も独特で、花の後葉が出るソメイヨシノと逆に、葉が先に出て蕾、そして花を咲かせます。「葉が先に出る為に花は目立たないが、その分ブラシ状にたくさん咲かせる事で、昆虫たちを呼び寄せる事ができます」とのお話でした。
(写真下:【参考】開花まもない頃のウワミズザクラ)
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 野鳥では樹上にトビの巣を見つけ、遠方からフィールドスコープで覗きながらの解説となりました。トビといえば鴨川等でも良く出現する野鳥ですが、弁当のおかずを持って行かれた等の経験をされた方も参加者の中におられた様です。トビの数は増加傾向にあり、人間の餌付け等による摂取カロリーの増加が原因として考えられるとのお話がありました。
 摂取カロリーが増える事で丈夫な卵が産まれ、丈夫なヒナが育つ確率が高まり個体数が増加します。ところが、増えすぎる事で何らかの弊害が生じると、駆除という動きにつながりかねません。
「良かれと思って餌付けをする方もおられますが、その行為が生態系に影響しその命を危険にさらす原因にもなり得ます。トビに限らず生きものを守るには、人間から食べ物を与えない事も重要です。餌付けをしないのは勿論、トビに対しては食べ物を取られない様な対策を行うことも有効です。」
と、具体的な方法についての解説もあり、皆さん真剣な表情で聞き入っておられました。
(写真下:トビの巣を下から)

「京都御苑自然教室」は春夏秋冬、一年に4回開催しています。詳細は京都御苑ニュース、苑内ポスター、ホームページ等で随時お知らせしています。初心者向きの自然観察会ですので、お気軽に参加下さい。

 

2018年5月 3日 14:51

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