冬の自然教室

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  1月21日(日)、堺町御門北の鷹司邸跡集合で、冬の自然教室が開催されました。太陽が隠れると寒さが身に染みる天気でしたが、お子様を含め合計81名のご参加がありました。
 今回は、鷹司邸跡より北へ長く伸びるコースを取り、昆虫、きのこ、野鳥、植物の観察を楽しみました。
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 きのこではまず、サクラの古木に発生したカワウソタケを観察しました。名前の由来はカワウソのような毛が生えていること。ちなみに「コアラタケ」というきのこも存在するそうで、動物にちなんだ名前に子供たちも興味津々の反応です。他に松ぼっくりから発生したきのこ、モミの木に何年もかけて成長する珍しいモミサルノコシカケを観察できました。
 講師は「きのこがついたから樹木が弱ったのではなく、樹木が弱くなったからついたのです。きのこが樹木や松ぼっくりを健康な土に返してくれるからこそ、また新しい命が生まれ育つのです。」と、子供たちや初参加の皆さんにもわかりやすく解説してくださいました。
(写真:松ぼっくりから発生したきのこを観察)
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 植物のテーマは「身近なのにどこが違うの?サザンカとツバキ」です。一番わかりやすいのは花の終わり方で、サザンカは花弁がバラバラに散るのに対し、ツバキは花ごと落ちます。落ちたツバキの花を分解すると、雄しべの下半分は筒状に合着し、花弁の根元とくっついていました。それでも例外はあり、市内上京区の地蔵院にはツバキなのに花弁が1枚づつ落ちる「五色八重散椿」という品種があるとの事です。
 他にも枝、葉、香り、花期他様々な違いがあり、皆さん2種の花を真剣に比べていました。
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 野鳥では、出現した種について様々な話題があがりました。ハトが首を振りながら歩く理由、ヒヨドリやメジロのくちばしが下に曲がっている理由、エナガ、シジュウカラ等が混群(異なる種類の野鳥が入り混じった群)を結成する理由…等々、講師の解説に聞き入る皆さん。
 最後には、草地に降りた冬鳥のツグミを発見しました。歩き方が特徴的で、地上を数歩進んでは立ちどまり、姿勢を正すを繰り返します。フィールドスコープでユーモラスな動きを覗き込んだ親子は、「とてもかわいかった」と満足そうでした。
(写真下:立ち止まり姿勢を正した時のツグミ)

「京都御苑自然教室」は春夏秋冬、一年に4回開催しています。詳細は京都御苑ニュース、苑内ポスター、ホームページ等で随時お知らせしています。初心者向きの自然観察会ですので、お気軽に参加下さい。


 

 

 

 

2018年2月 1日 11:10

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