庭園を守る取り組み

一般財団法人国民公園協会皇居外苑は、国からの委託を受け、利用者に安全で快適な公園を提供するため、365日、様々な業務をおこなっています。

皇居外苑地区

庭園業務

苑内の自然環境を熟知したスタッフが、美観を保持するだけではなく、最近の異常気象による災害への管理(倒木、落枝等)を徹底し、利用者が安心してふれあい、憩える快適な環境(空間)を守っています。

樹木の管理

高木、低木ともに剪定、刈込等を行い景観維持を図ります。

芝生の手入

広大な芝生地も、景観維持のため除草は徹底的に行います。

皇居前広場の砂利均し

玉砂利広場は皇居外苑の景観を司る重要な場所です。

倒木や落枝の発見と対策

台風や雷雨、強風後、また、積雪時には、迅速な対応が求められます。

和田倉噴水公園の花壇管理

和田倉花壇は、噴水公園の雰囲気を生かした管理を行っています。

皇居外苑の緑々とした樹木は、作業にあたる一人一人の職員の手で今日も守られています。

お濠の水について

もともと皇居外苑の辺りは、武蔵野台地の東端に位置し川やいくつもの沢筋が東京湾に入り込んでいたところで、大変水に恵まれた土地柄でした。

しかし、江戸時代以降の相次ぐ都市化の進展等により次第に地下水が減少し、お濠は雨水頼りの状態となり、水質の悪化が進みました。こうしたことから、皇居外苑のお濠には、かつて新宿駅西口にあった淀橋浄水場から玉川上水管路を通じて、余剰水の供給を受けていましたが、1965年に淀橋浄水場の閉鎖により停止されました。

その後は、一時的に東京地下駅工事現場からの湧水を導入したりもしましたが、塩素イオンを多く含んでいたため導入を断念しました。このころのお濠は、夏になると「アオコ」が発生し、景観問題だけでなく悪臭問題も発生するようになりました。

清掃業務

皇居の玄関口として連日多くの人々が訪れる皇居外苑ですが、この広大な敷地面積を誇る皇居外苑の美観を守る重要な役割のひとつが清掃作業です。

お濠の清掃

お濠のゴミは、美観を損ねるだけでなく、回収が遅れると、沈殿し腐敗分解されて、生息する生き物にも悪影響を及ぼしますので、毎朝重点的に見回りを行っています。

苑内巡回清掃

清掃作業は、朝方か夕方に行い、利用者に快適な環境づくりに取り組んでいます。

和田倉噴水公園施設やベンチなどの設備の清掃

敷地全体が調和した一つの作品として、美化管理は念入りに行います。日常清掃とともに定期的な石畳の磨き作業を行います。

巡視・利用指導業務

巡視は、公園の管理規則上禁止されている行為や、他の利用者が嫌がる迷惑行為などに対して利用指導をするとともに、道に迷われた場合の案内や急病人などの緊急時対応等、利用者の安心安全をサポートします。また、すべての巡視が筆談ボードを所持していますので、お困りの際には、気兼ねなくお声掛け下さい。

北の丸地区

四季を通じ、様々な利用形態で多くの人が利用する北の丸公園。森林公園として憩いの場になっている公園の景観や樹木の樹形などを保全・継承し、利用する皆様の安全と安心のため、1年365日休むことなく業務を行っています。

庭園業務

高木、中木、低木と樹木が密集している北の丸公園の庭園管理業務は、利用者などに危険が及ばないよう細心の注意を持って剪定を行っています。

樹木の害虫駆除

利用者に危険が及ぶ、スズメバチの巣などは、早期に発見し速やかに除去します。自然観察会が頻繁に行われる公園でもあることから、昆虫が生息する環境を整えることも、重要な業務のひとつです。草刈りなどでは、刈込過ぎで昆虫の逃げ道が失われないよう配慮しています。

清掃業務

3月下旬から4月上旬の花見の季節は、清掃作業も忙しくなります。

池内に浮遊するゴミは、美観を損ねるだけでなく、水質汚染にもつながります。発見し次第速やかに回収します。

ベンチ、制札版、四阿など工作物にの不具合や故障、損傷などをみつけたら速やかに改修します。

巡視業務

巡視は、利用者の安全確保はもとより、周辺環境を熟知し、利用者のニーズに応える案内係として努めています。

危険行為や禁止事項等については、他の利用者への配慮や公園の維持保存への理解を求め、すべての利用者が、より快適に過ごせるよう園内を巡回しています。また、巡視は筆談ボードを所持していますので、お困りの際には気兼ねなくお声掛け下さい。